この記事では、外壁塗装の際に、高圧洗浄をなぜするのか?高圧洗浄という作業は一昔前ならあまり行わない作業でした。しかし、仕上がりに大きく影響が出るので行った方が賢明です。今なぜ高圧洗浄が必要なのかポイントをまとめました。
なぜ外壁塗装前に高圧洗浄作業をするのか?
こんにちは。八王子や町田、相模原を中心に塗装工事やリフォーム工事を行っているソデノ建装のソデノです。今回は塗装前の高圧洗浄作業のご紹介です。なぜ、高圧洗浄作業をご紹介するのか理由があります。それは、外壁塗装にとって重要な作業だからです。な
なぜ、高圧洗浄が必要なのか?
スバリ、汚れを落として新しい塗装の接着を良くする為です。
塗装された外壁の表面は、古くなり、紫外線や雨風雪などにさらされたりして劣化していきます。劣化した塗装面(塗膜)は、少しずつ表面が粉の様な状態になり、触ると白い粉が手に付きます。これが、チョーキング現象(白亜化現象)と言われ外壁塗装劣化の大きな判断基準となります。
チョーキング現象が起きてしまった外壁は粉粉ですので、この状態で新たに塗装しても、剥がれやすくなってしまうのです。新たな塗装を確実に定着させるためには、古い塗膜や汚れ、カビ、サビなどを高圧洗浄で洗い落す作業が大切なのです。
車だって2ヶ月放置するだけで結構汚れますよね。外壁は屋根があるとは言え、10年以上何も掃除をしないお宅がほとんどです。特にサッシ回り、雨どい、ベランダなどが汚れます。
ホコリや汚れが付いた状態でいくら高耐久な塗料を使っても接着が弱く、塗装がはがれやすくなります。よく洗うことが本当に大切だと思います。また、よく洗ったあとは、よく乾燥させる事も大切です。
高圧洗浄作業をしないとどうなるのか?
時々、塗装専門職人さんが「今の下塗りはよくなっているので、洗浄しなくても大丈夫だ」なんていう方もいますが、メーカーも塗装前の洗浄を進めています。外壁は思った以上に汚れています。
ホコリや汚れが外壁に付着した状態で外壁塗装を行うと、剥がれや膨れの原因となり、外壁の塗装(塗膜)の耐久性が落ちます。
実は、家には水をあまりかけてはいけない部分もあります。
左写真の軒天井にある換気口です。ここには直接水をかけずに、雑巾なので拭いたほうがいいです。屋根裏に水が入ってしまいます。また、窓(サッシ)枠も強い力で洗いますと室内に水が入ります。
網戸は破けてしまいます。高圧洗浄器は先のノズルで調整できますので、部分に応じた圧力で洗います。また、高圧洗浄作業中に雨どいも掃除してもらいましょう。泥が溜まり、草が生えている事もよくあります。
外壁塗装に使うエンジン式高圧洗浄機
エンジンタイプが一般的でが、騒音もかなり大きいです。水圧も水道の数十倍です。ただし、あまり圧力を上げてしまうと、壁や屋根を傷めてしまう場合もありますので注意が必要です。
私は経験がありませんが、都内の住宅密集地ですと、エンジン音がうるさいので、電気式を使うそうですが、壁は洗えるかも知れませんが、屋根洗浄は非常に時間がかかると思います。また、バイオ洗浄なるカビを除去する洗浄方法もありますが、私の見た印象では、通常の高圧洗浄と何も変わりません。かえって、洗浄液が塗料の接着を悪くすると言う塗料メーカーの人もいました。
まとめ
高圧洗浄は外壁塗装の事前作業として非常に大切な工事です。㎡単価は300円前後が相場です。費用を押さえる為に、洗浄作業をしない事は絶対におススメいたしません。
また、駐車場や玄関アプローチなど、簡単に高圧洗浄をしてもらうと、驚くようにキレイになります。外壁塗装価格だけを値引きするのではなく、小さい工事をサービスで行ってもらうのもいいと私は思います。まあ、良心的な業者なら言わなくてもやってくれますがね(笑)
もしも外壁塗装のことでお困りのことやご相談したいことがあれば、いつでもお気軽にご連絡ください。相談・見積・下見・プラン全て無料です!