外壁塗装の見積もり、工事はどの業者にお願いすればいいのか？

2016年12月29日 2021年6月2日

この記事では、外壁塗装業者をどの様な基準で選べば良いのかを、業者の会社形態を分けて詳しくご説明致します。最後まで読んで頂くと、外壁業者の種類が解り、あなたにあった外壁塗装の業者の選び方がご自分で判断出来る様になります。

外壁塗装の見積もり、工事はどの業者にお願いすればいいのか？

こんにちは。八王子や町田、相模原を中心に塗装工事やリフォーム工事を行っているソデノ建装のソデノです。

一般的に複数の見積もりを取って、比較検討しましょう。ってネットとかにも多く書いてありますよね。確かに複数の見積もりを取ることは大切ですが、そもそも、どこのどの業者に見積もりや工事をお願いしたらいいのでしょうか？

業者の選び方1：外壁塗装で大事なこと

やはり、皆さんが１番心配されているのが、「外壁塗装費用が正しいのか」です。価格も大切ですが、価格以外に業者選びのにはどのような不安があるのでしょうか？

価格が適正なのか？
工事の内容は正しいのか？
実績はあるのか？
話をよく聞いてくれるのか？
技術や保証はしっかりしているのか？

などなど、あなたが真剣に業者選びを考えれば考えるほど、心配や不安が大きくなることもあるでしょう。例えば、「金額は安かったけど、感じの悪い職人だった。」「金額はちょっと高かったけど丁寧な職人さんでよかった。」どちらがいいですか？私は、皆さんの本音は「値段も手頃で、親切な職人さんでよかった」が１番いいと思っています。

業者の選び方2：外壁塗装工事ができるのはどんな業者？

外壁塗装ができる業者を大きく４つに分類しまいた。

大手業者（ハウスメーカー・塗装専門店・リフォーム）
地元リフォーム業者
地元のペンキ屋
ホームセンター

この４つの業者がそれぞれどのような会社なのかを比較します。

ハウスメーカー・リフォーム業者・地元の塗装業者の比較

各塗装業者を比べると分かりやすいですね。

業者	費用	信頼・安心	技術	融通
大手系の業者	高い	高い	技術は並、管理はいい	一度決めたら変更しない
地元リフォーム	普通	普通	担当する職人次第	きく
ペンキ屋	安い	普通	当たり、はずれがある	きく
ホームセンター	安い	普通	良くない	きかない

では、各塗装塗装にそれぞれ依頼した場合どうなるのかも見てみましょう。

①ハウスメーカー（大手業者）に依頼をした場合

大手業者やハウスメーカーの実際の現場を行うのは、多くは下請け業者（地元の塗装業者や下請け専門の業者）が塗装作業を行います。ですので、ハウスメーカーや大手業者から塗装が依頼された場合はどうしても塗装価格が上がってしまいます。その理由は・・

業者が数社入っての工事となりますので、中間マージンが発生して費用が高くなる
実際の塗装工事費用が安くなるために、下請け側で利益を確保しようと雑・手抜きの塗装が起きる
塗装工事と直接関係ない経費が多い

大きなショールーム、毎月入る折込み広告。スーツで来る営業マン。さすが大手はすごいです。いい所はやはり、管理がしっかりしています。監督がいますので安心できると思います。営業マンもスマートでテキパキ商談を進めていくと思います。ブランド。ネームバリューがありますので、お客さまも知らない会社ではないのでとても信頼すると思います。

しかし、営業マンがお客様の要望を聞き、現場監督に伝え、下請けに工事をお願いするが、その下請けの下請けが実際の現場に来るのです。また、大きなショールームや事務員・営業マンや監督のお給料を支払う為に、工事とは関係ない経費が多くかかります。もちろん宣伝広告費も同じです。最近よく見かけるのが「外壁塗装一括サイト」です。加盟料100万円、月額20万などかなり高額なサイトも存在します。

代表袖野

下請け業者は現場でお客さんに言われたことより、現場監督や営業に言われることのほうが絶対です。お客さんに嫌われても、監督や営業マンに気に入っていられれば仕事はもらえます。

②地元リフォーム業者に塗装を依頼した場合

あなたが地元リフォーム業者に依頼を頼んだ場合、屋根・外壁の塗装以外にも直したいところがあれば一緒に直してもらえるというメリットがあります。塗装専門店よりも塗装工事だけだと費用が高くなる事があります。

また、自社で職人を抱えていたり、協力業者がしっかりしていればいいですが、取次店みたいに塗装工事を下請けに出し、質の低い工事になる場合もあります。

代表袖野

ネット検索していますと、年間外壁施工数が200棟を超える地元業者を見かけます。年間200棟と言いますと、ほぼ毎日受注と引き渡し（工事完了）をしている計算です。毎日の現場管理や打ち合わせ、工事完了確認などとても大変な数です。年間100棟の施工実績を語る会社は大手業者と判断してください。

③地元の外壁塗装業者に依頼した場合

塗装工事だけを行う会社です。通称「ペンキ屋」とか「美装屋」なんて呼ばれています。いいところは、塗装に関しての知識が豊富。また、施工数も多くまさに塗装の専門職です。比較的に外壁塗装費用も安価です。また、親方が直接、お客様の不安や不満を聞き、工事を行いますのでお客様の要望を再現できる場合が多いです。

では・・・塗装専門店のよくない所。建築の知識と経験が少ない。塗装しかしないので、建築の事を知らない方が多いです。よく聞く話ですが、「痛んだ壁にいいペンキをたっぷり塗ったから安心だよ」とか・・「いいペンキで屋根を塗れば雨漏れが直る」とか・・骨折した所にメンソレータム塗るみたいな事を言う方もいました。また、塗料メーカーの仕様を守らない方も多く、下塗りと上塗りでめちゃくちゃな組み合わせで塗装している職人もいます。

塗装だけなら専門業者でもいいと思いますが、軒天井が痛んでいたり、雨どいを交換したり、木部を補修したりする事は出来ません。新築で始めての塗装などの場合はいいかもしれません。

④ホームセンター

私たちの業界で「取次店」とか「ブローカー」とか言う場合もあります。まさに、窓口だけ行う会社です。いい所しては大手より工事価格が安い。これに尽きると思います。

ホームセンターなどお店がありますので、比較手に安心して依頼できるかと思います。飛び込み営業会社はいい所ありません。両者、職人を抱えていません。また、マージンを３０％から４０％取りますので、実際の工事費用はかなり安いので、手の空いている職人を見つけて工事する事が多いようにも思います。ですので、仕上がりなどはあまり、いい話を聞いた事がありません。

業者の選び方3：外壁塗装業者を選ぶ上でのポイントは？

外壁塗装業者を選ぶ時に1番大切な選択があります。それは、「外壁塗装業者には良い業者と悪い業者がいる」という事です。業者を選ぶ基準として、「価格の適正」を不安になる方が多いですが、実は良心的な業者を見つける事も重要なのです。適正価格で見積や工事をする業者は良い業者。適正価格ではなく相場よりも高い見積や工事をする業者は悪い業者なのでしょうか？

高い費用で見積もりの外壁塗装業者がすべて悪徳業者ではありません。ここでポイントなのがあなたの家の状態なんです。外壁が傷んでいる、木部が破損している。軒天場が傷んでいるなど補修項目が増えると工事費用も上がります。なので、いい加減に安い金額ですと満足のいく外壁塗装工事ではなく、金額や予算に合わせた工事になり、結果手抜き工事となってしまいます。

屋根・外壁塗装工事は「手抜き工事」「ぼったくり」な業界だと言われており、さらに各塗装業者が業者の判断で見積もりや外壁補修の価格を見積もりします。なので、見積もりを3社からとったとしても、金額も工事内容も塗料もが一致することははないと思います。それくらい塗装業者によってあなたの家の補修方法や金額が変わってしまうのです。

なので、ポイントとして　①相場に近い見積の業者　②大幅な値引きをしない業者　③見積もりと工事内容を分かりやすく説明してくれる業者。この3つは非常に大切です。

業者の選び方４：外壁塗装業者の探し方

外壁塗装業者を選ぶためには、外壁塗装業者の探し方も検討してください。探し方は業者選びの入口です。入口を間違えると結果も違ってきます。ここでは4つの方法を紹介します。

探し方1:折り込み広告・ポスティング広告

最近は少なくなりましたが、新聞折り込み、ポストに投函してあるチラシ。フリーペーパーの広告等を見て、問い合わせする方法です。

チラシやフリーペーパーを見て問い合わせをする
外壁塗装業者に現場調査をしてもらう
外壁塗装業者から見積もりの提出
外壁塗装業者の決定

業者を決めるまでの時間は、２か月位はかかります。それは、外壁塗装業者見積もりをもらい、適正な価格かを判断するのに、数社の見積もりがそろうまで、時間もかかり、また、ご自身で塗装業者の評価や塗装実績など検討します。高額なリフォーム工事なので慎重になるのは仕方ありませんが、時間もかかると思われます。

探し方2:知人に紹介してもらう

近所の知り合い・友達・親戚から業者を紹介してもらいます。実際に塗装をして頂いた方からのご紹介ですので、話も詳しく聞けて安心します。注意点として、あなたの希望に合わなかった場合など、ご紹介者のメンツもあり断りにくい。また、工事でトラブルになった時にご紹介者との関係も気まずい雰囲気になります。紹介してもらう場合は、慎重に考えましょう。