この記事では「外壁塗装工事がどの様に進んでいくのか」をご説明致します。外壁塗装が初めての方は、外壁塗装工事の工程には、どの様な工事があるりどのくらいの日数が掛かるのか?を知る事は手抜き工事の対策となり、失敗しない外壁塗装の流れが分かります。
家の塗替えや外壁塗装リフォーム工事のタイムスケジュール
こんにちは。八王子でリフォーム会社を経営しています、ソデノです。外壁塗装工事の進み方をご説明致します。外壁塗装では、塗装と言う単一工事ですが、初めての方には工事の内容が解りにくいです。作業工程(流れ)や、外壁塗装工事の期間がわかりずらく、心配や不安の方が多いです。
では外壁塗装はどのくらいの期間で終わるのでしょうか?。30坪前後の建物でしたら、約2週間で工事は完了します。
では、2週間の外壁塗装工事の基本的な進み方をご説明しながら、工程と期間を説明していきます。
外壁塗装の工程と期間
順番 | 作業日数 | 工事内容 |
① | 1日 | 事前に近隣へはご挨拶致しますが、再度ご挨拶と工事準備。足場組立 |
② | 1日~2日 | 仮設足場の組立(組立が早く終了した場合など洗浄作業) |
③ | 1日 | 外壁。屋根の洗浄作業 |
④ | 1日~3日 | 外壁の補修作業・サイディングの場合はコーキング作業 |
⑤ | 1日~2日 | 塗装前の養生作業 |
⑥ | 3日~5日 | 塗装作業(下塗り・中塗り・上塗り)3工程 |
⑦ | 1日~3日 | 外壁以外の塗装(破風・雨どい・軒天上)塗装と同時に行う場合もあり。 |
⑧ | 1日 | 点検・手直し |
⑨ | 1日 | 清掃・片付け |
あくまでも、工事期間中に天候が悪くならずに、順調に進んだ作業工程です。としても10日間は基本的にかかるため、最低でも約2週間を塗装期間をご予定ください。
外壁塗装の作業を知る。
外壁塗装工事の作業を知る事で、業者が正しく塗装作業を進めているのか?手抜きではないのか?の判断出来る様になります。作業画像と工事内容ご説明いたしますので、外壁塗装が初めての方でも、わかりやすいです。
近隣への挨拶
お客様から注文を頂き、工事日程が決まりましたらご近所へ工事の挨拶に業者が伺います。工事の始まる1週間前ぐらいには挨拶に伺います。不在の方もいますので簡単に挨拶文と工事工程表など用意して不在の場合はポストなどに投函。ご在宅の場合は工事内容をお話しします。お客様も出来ればご近所へご挨拶して頂けると業者も助かると思います。塗料の臭いや作業中の音、作業車の駐車などご近所へご迷惑をおかけしますので、工事前の挨拶は必ず行ってください。
仮設足場作業
初日は仮設足場の作業となります。足場は単管式とクサビ式があります。昔は丸太を針金で繋いだ足場もありましたが、現在ではほとんど丸太足場は見かけなくなりました。写真の足場はクサビ式です。また、大きな現場だったので足場業者に依頼。一般的な建物ならば、専門業者でなくても問題ありません。大手リフォーム会社は小さな住宅でも専門業者に依頼する傾向があります。専門業者に頼むとやはり自社で行うより費用が掛かってしまいます。一般住宅ならこの足場工事は1日で完了します。大きな音が出る作業で大型のトラックなどで作業しますのでご近所への配慮が大切な作業です。
家を洗う高圧洗浄作業
汚れた外壁や屋根を高圧の洗浄器で洗う作業です。いい塗料を使っても汚れやホコリの上に塗装してもすぐにはがれてしまいます。念入りに洗うことが大切です。場所によってはブラシや雑巾を使って汚れを落とします。外壁洗浄作業を詳しくご説明していますので、あわせて読んでいただくとより詳しく解ります→外壁塗装前の洗浄の大切さ
この作業は洗う作業だけではなく、外壁や屋根などの痛み具合を確認する作業も同時に行います。家と家が密集している場合は洗浄の水や汚れが飛びますので、写真のように白いネットを必ず張ってから作業を行います。また天気が良く、ご近所で洗濯物など干してある場合は濡れたり汚れたりする場合もありますので、十分注意してください。エンジン式の高圧洗浄器を使う場合は音もうるさいです。オートバイの様な音がでます。この洗浄作業が外壁塗装工事で1番ご迷惑がかかる作業です。
養生作業
塗装作業の前に行う作業です。塗料が余計な場所に付着しない為の作業です。窓やドア。玄関ポーチや植木などにもビニールで覆い養生します。この作業が不十分ですと仕上がりがキレイに見えません。窓がふさがり、屋内は嫌なカンジとなりますので、窓が全部開けられない様に養生することは冬場でもおススメしません。
補修作業
塗装する前に痛んだ箇所の補修も行います。写真はRC建物。中の鉄筋が錆びて外壁を割ってしまった状態です。これを補修(モルタル)して塗装します。また、壁のひび割れなどももちろん補修してから塗装作業を行います。外壁がはがれてパリパリしている箇所はケレン作業を行います。塗装作業前に確実に下地をキレイにする事が大切です。外壁補修工事を詳しくご紹介しています。→外壁にひび割れやはがれなどがあった場合は?外壁がサイディングの場合はこの時点でサイディング目地工事を行います。サイディング目地に関しては詳しく→コーキング工事ってなに。にてご説明します。
下塗り作業
いよいよ、塗装作業に入ります。塗装作業は通常3回塗料を塗ります。(リシン外壁などの場合は4回塗りの場合もあります)最初は下塗り材。シーラーとかフィラーとかプライマーなどと呼ばれています。外壁や屋根などによって下塗り材を使い分けます。ここでの注意は仕上げ材と下塗り材の相性を確認することです。メーカーの施工手順を必ず守る事が大切です。
壁の仕上げ塗装
ここからお客様から頂いた色番号での塗装作業が始まります。仕上げ塗装は必ず2回塗りを行います。1回目の中塗りを完全に乾かしてから最後の塗装を行います。ここでの注意は塗料をメーカーの指示に従った希釈と良く混ぜることです。塗料を薄めすぎると工事しやすくなりますが、耐久しなくなります。また、電動工具でよく塗料をかき混ぜる事が大切です。木の棒でかき混ぜる方法はダメです。
屋根の塗装
壁と平行して作業する場合もありますし、別々に作業することもあります。塗装方法は基本的に壁と同じ3工程で塗装作業を進めます。冬場の屋根の作業は夜露が付きますので、午前10時から午後3時ぐらいまでしか作業出来ません。また、夏はかなり高温になりますので朝とか夕方に作業したほうがいいと思います。勾配(屋根の角度)が6寸以上の場合は屋根にも足場を掛けて作業を行います。高い場所の作業ですので、安全第一で作業を進めます。
実は・・・スレート屋根(カラーベスト屋根)は塗装しなくても大丈夫なんです。屋根を塗装しなくてもいいなんて、信じられますか?大幅に外壁塗装のコストが下がります。詳しくは→屋根は塗装しなくても大丈夫?を読んでください。
その他塗装および清掃作業
雨どいや雨戸、木部などの塗装作業です。この作業は2度塗りで終わります。写真はエアーガンで緑色を噴き付け塗装した様子です。壁と同じような耐久を持たせることが大切です。塗装がおわりましたら、養生を剥がして掃除を行います。塗装作業が完了しましたら、当社の場合はお客様に最終確認して頂き、了承を頂いてから足場を外し作業を完了します。
外壁塗装工事の進み方 まとめ
簡単ですが、こんなカンジで外壁塗装は進んでいきます。
時々、お客様が作業を見たり、職人に質問するのがいいと思います。また、打ち合わせと違う場合はすぐに担当者に連絡することをおススメします。ご参考にどうぞ。工事の進行状況や天候で順番が多少変更することがあるとは思いますが、ここで紹介した工事進行を守らないような業者ですと疑問が残ります。工事の前・契約の前に必ず業者に確認することをお願いします。
ソデノ建装は、外壁塗装にこだわりを持って工事を行っています。あわせて読んで頂くと大変助かります。
もしも外壁塗装のことでお困りのことやご相談したいことがあれば、いつでもお気軽にご連絡ください。相談・見積・下見・プラン全て無料です!