この記事では外壁塗装に欠かせないコーキング工事の事がなぜ必要なのか?どの様な工事なのか? どんな役目をしているのか?サイディング外壁には必ず付随する工事で、比較的に費用も掛かりますので、が解るので安心して、塗装工事をする事ができるようになります。
外壁塗装で行うのコーキング工事内容と必要性や役割のご紹介
八王子や町田、相模原を中心に塗装工事やリフォーム工事を行っているソデノ建装のソデノです。
今回はサイディング塗装でよく聞きます「コーキング」についてご説明します。そもそも、このコーキングって何であるのでしょうか?サイディング材は縦40センチ。横3mぐらいの大きさが一般的です。縦のつなぎ目はさね加工(しっかり重なる)してありますので問題ありませんが、横はこのさね加工がありませんのでどうしてもつなぎ目はコーキングを入れる。もしくはキャップみたいな物で覆う作業が必要になってきます。そこに亀裂が入ったり、割れてくると水が入ります。雨水が入ることが1番心配なのです。
コーキングとはなに?
基本的に、サイディングボード(パネル外壁)同士の隙間(目地)に使われいる物を言います。また、外壁にひびが入った時は、ひび割れを直す時にも使います。ひび割れで出来た部分の隙間を埋めるようにコーキング材を入れることで、ひび割れを補修します。
場所 | 状況 |
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外壁塗装と同時に行う。 | |
サイディンの目地 | サイディングの大きさや建物の形で色々ありますが、1間や2間の間隔でコーキングを入れています。塗装時は古い物を撤去して新しいコーキングを入れます。 |
サッシ・窓枠 | サッシなど窓枠の周りにもコーキングを新築時から打ち込みます。ここでの注意点は古いコーキングは取らない事が多いです。それは①防水シートを破いてしまう恐れ②アルミ枠にキズが付くです。なので、増し打ち言って、現状のコーキングの上から新たにコーキングを施工します。 |
パイプ・配管廻り | パイプや配管周りもコーキングしますが、サッシや窓枠と同じ様に増し打ち作業が基本です。 |
コーキングの費用や耐久性は?
外壁塗装で、コーキング(シーリング)について考えるとき、気になるのはやはり費用がどのくらい掛かるのか、どのくらいの耐久性があるのか?気になりますよね。
コーキングに掛かる費用やどのくらい持つのかを見ていきましょ
コーキング(シーリング)の費用は?
以下は、コーキング(シーリング)の平均的な価格です。
コーキング工事の種類 | 価格 | 工事の内容 |
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打ち増し工事 | 700~900円/㎡ | 古いコーキング材の上から、新しいコーキング材を重ね打つ作業 |
新規打ち替え工事 | 900~1,200円/㎡ | 外壁に注入されている古いコーキング材を取り除き、新しいコーキング材を打つ作業 |
コーキングは①増し打ち作業。②新規作業の2種類あります。
見積書のコーキング(シーリング)の数量はm(メートル)
外壁塗装の塗料は、外壁面に塗っていくので平米(㎡)の単位で積算されますが、コーキング材(シーリング材)はの見積もり単位はメートル(m)です。見積書に書かれている単位が2種類ありますので、勘違いしないように、コーキング材はm(メートル)での見積金額です。
コーキング(シーリング)の対応年数は?
コーキング材の寿命 | 5〜10年 |
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コーキング材は常に膨張や縮小を繰り返しますので、寿命はそれほど長く保ちません。そのため、コーキング材はサイディンに比べて早く劣化します。ただし、外壁塗替えの場合は、コーキングの上から塗装しますんので、コーキングそのものより多少耐久性は上がると思います。それでも平均すれば5年から10年ほどの寿命(耐用年数)がいいとこです。
コーキング(シーリング)はどういう流れで作業するの?
外壁塗装で重要なコーキング(シーリング)工事ですが、コーキングの作業はどんな流れで行われるのか、「コーキング打ち替え工事」を当社の施工写真で解説致します。
古いコーキングの撤去作業
古くなったコーキングをカッターなどを使って取り除きます。外壁面にある縦の目地等は特に紫外線の影響でコーキングがが劣化しやすいので、古いコーキングは一度撤去して新しいコーキングを入れます。
これをコーキングの打ち変えと言います。コーキングは窓やドア周りにもありますが、窓回り、入り隅等のコーキングを撤去すると逆に雨漏りの原因になるものがあります、撤去をしない方が良い部分でコーキングに覆われている所などは古いコーキングの上から接着剤を塗った後に、新しいコーキング工事を行います。これをコーキング打ち増し工事といいます。写真はコーキングがはみ出してもキレイになるようにテープで養生している写真です。
プライマー(接着剤)作業
古いコーキングを撤去が終わり、テープ養生作業後にプライマー作業に入ります。このプライマーは接着剤みたいなもので新しいコーキングがよく付きます。地味な作業ですがこの工程も非常に大切です。乾いた後に新しいコーキングを入れて行きます。
新しくコーキングを入れる作業
プライマー作業が終わりましたら、新しいコーキングを入れていきます。コーキングガンって道具を使って作業します。使うコーキングは変性コーキングを使います。この変性コーキングは塗料との相性がいいので、塗料のはがれにくいコーキングです。
コーキングを平にする作業
目地からはみ出しているコーキングをへらで平にします。また、目地の奥までコーキングを押し込み、隙間をなくして、雨水を進入させない役割を持たせます。コーキングが乾く前に養生テープを剥がし、コーキング作業は完了です。コーキングは、痩せ、変形、軟化、変色、ヒビ割れ、剥離、破断などの劣化症状があります。劣化の原因は様々ですが、太陽光を浴びたり、雨風に晒されたり、地震の時に建物が揺れる時に力が加わるなどの原因で劣化していきます。
シーリングが劣化したまま放置しておくと、最悪の場合、建物内部にも影響を与える事になります。ご参考にどうぞ。
コーキングの注意点
コーキング(シーリング)では、あなたの外壁状態や塗装業者さんの考え方によって、意見が大きく分かれます。例えば「窓周りもコーキングを取った方がいい」とか「外壁塗装後にコーキングします」とか、その業者の経験や知識でかなり相違してきます。
なので、コーキング工事や外壁塗装の相見積もりをする時に、塗装業者によって工事方法が違う場合は、その工事の根拠を聞いてください。業者がやりやすい方法で提案しているのか?本当にあなたの事を思って言ってくれているのか?の判断が必要です。
まとめ
コーキングの話はいかがでしたか?コーキング工事方法はいろいろありますので、あなたが納得できる理由を話せる業者、信頼できる業者を選んでください。
もしも外壁塗装のことでお困りのことやご相談したいことがあれば、いつでもお気軽にご連絡ください。相談・見積・下見・プラン全て無料