この記事では外壁塗装のトラブルから身を守る方法を解説致します。外壁塗装はトラブルの多い工事です。自分は大丈夫などと思わずに、外壁塗装工事の前にどんなトラブルが潜んでいるのか?トラブルの原因と予防策を知り、安心の屋根・外壁塗装を行いましょう。
絶対避けたい、外壁塗装のトラブルその①
こんにちは。八王子でリフォーム会社を経営しています、ソデノです。
外壁塗装工事トラブルで誰もが出会いたくないですよね。問題が大きくなり「裁判」「弁護士に依頼」などと事が大きくなると、精神的にも肉体的に疲れお金もかかります。外壁塗装とラブにには必ず原因が存在します。問題やトラブルが小さい時に見つけ解決する方法を解説します。
外壁リフォームトラブルを解決してくれる公的な機関
まずは、トラブルの相談出来る場所をご紹介します。本来は、「業者とお客様」で相談して解決策を話し合いますが、業者によっては対応してもらえない。また、業者からの提案が納得できない場合などは、以下の機関でご相談ください。
名称 | 特徴 | 電話受付 | ホームページ |
国民生活センター | リフォーム以外も消費者の立場から様々なトラブルの相談出来ます。建築関係の案件に詳しく相談できない場合もある。 |
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http://www.kokusen.go.jp/ |
住宅リフォーム・紛争処理支援センター | 国土交通大臣から指定を受けた機関。建築士や弁護士が在籍していて専門的なアドバイスをもらえる。 | 平日10時から17時(年末年始、土曜日曜祝日を除く)
0570-016-100 |
http://www.chord.or.jp/ |
外壁塗装のトラブルと予防策
外壁トラブル件数ですが、住宅紛争処理支援センターによりますと、2017年度では、新築に関する相談が13,968件、リフォームに関する相談が6,818件となっています。リフォームのトラブルを詳しくみてましょう。1位。2位。5位が外壁や屋根のいわゆる、家の外回りのトラブルとなっています。
- 外壁や基礎のひび割れ(21.6%)
- 屋根や外壁等の雨漏り(14.7%)
- 設備機器や開口部・建具などの性能不足(13.5%)
- 床や開口部・建具などの変形(11.0%)
- 外壁や内装などのはがれ(9.9%)
工事完了直後に塗料が剥がれた、浮いた。
外壁の塗装工事をしたばかりなのに、塗装が浮いてきたり、ペンキが剥がれたりする原因①手抜き工事 ②塗装の知識不足 ③外壁や屋根の塗装前の洗浄不足が主な原因です。詳しく解説します。
①手抜き工事の可能性
外壁塗装工事は3項手。3回塗りが基本です。下塗り、中塗り、上塗り(もしくは下塗り1回、上塗り2回)中塗りと上塗りの役割は、外壁を美しく見せるためと、表面を直射日光や雨などから守ります。
これに対して、下塗りの役割は前回の塗装面と新しい塗膜との着生を上げる役割をしています。なので、下塗り塗料に不備があると、密着不良となり塗装の剥がれが起こります。また、塗料を規定以上に薄くして塗装した場合も剥がれの原因となります。
予防対策として、手抜き作業を防ぐには、下塗り・中塗り・上塗りと、それぞれ証拠の写真を撮ってもらう様にしてください。
②塗装の知識不足
職人の知識不足で、下塗り塗料と上塗り塗料の相性が悪い場合も剥がれや膨れの原因です。塗料メーカーの施工方法(マニュアル)を厳守する事が大切です。職人の間違って知識で塗装工事を行う事もよくあります。
塗装の塗膜が完全に乾燥する前に次の塗料を塗ってしました場合も完全に乾いていないので、中塗りに上塗り塗料の水分が吸収されてしまい、塗膜不良が起きます。
予防対策として 塗料の乾燥は外壁塗装には必ず必要です。外壁塗装のスケジュールか工程表で確認してください。
③外壁や屋根の塗装前の洗浄不足
塗装の前には必ず、高圧洗浄作業を行います。この作業は外壁の表面をきれいにする工程です。長年のホコリやカビ等を高圧力の洗浄機で洗い流しますが、しっかり洗浄しないと、ホコリなどが外壁の表面に残り、壁と新しく塗る塗料との接着が悪くなります。特に窓やドア、霧隠し(小さい屋根)付近にホコリがたまりやすく、しっかり洗浄しないと剥がれの原因となります。
先ほども言いましたが、洗浄後はしっかり乾燥させて、下塗り塗装してもらいましょう。
予防対策として、やはり、塗装工事の工程表の確認をお願いします。例えば、同じ日に高圧洗浄作業と塗装作業がかぶっていないか? 洗浄作業が半日で終わっていないかを確認してください。
剥がれや膨れはすぐ直す事
外壁塗装の剥がれをそのままにしておくと、さらに被害が広がります。また、雨水が膨れの中にたまり、水膨れみたいになるケースもあります。
また、塗装材が剥がれ、コンクリートなどの下地の保護機能が低下したり、窯業系サイディング内部は水に弱いので外壁そのものが傷んでしまう事もありますので、ご注意ください。
保証について
高額なリフォーム外壁塗装工事をして、塗装の浮きや剥がれが発生したらがっかりですよね。塗装工事をお願いする場合は、完成後の保証内容も確認してください。ここで注意したいのが「塗膜保障10年」という保障表現があります。簡単に説明すれば、塗装した塗膜だけの保障で、外壁のヒビから雨水が入ったり、外壁そのものが傷んだ場合の保障はしないという事です。かなり微妙な表現です。
また、保障内容が細かい場合も注意ください。細かくしてあなたを守る保障ではなく、業者を守る保障になっている事が最近あります。
追加請求が心配
相場より安く外壁工事の契約ができたが・・・・「これは別途です」「痛みが激しく追加工事です」「塗料の吸い込みが激しく追加になります」困りますよね。工事が始まっているので、工事を中止にする訳にはいかないし、断れないなど、工事が始まってしまえば、あなたの立場は弱くなります。
追加工事。予防するには①工事内容を確認する②追加工事になる可能性があるのか聞く③追加請求になりそうな場合も見積書をもらう。事前に確認してください。
結局は悪徳業者に注意
工事代金を持ち逃げした。工事が途中で中止されたなども悪徳ですが、工事の責任逃れをしていい訳ばかりの業者も悪徳だと思います、保証がしっかりしている事も大切ですが、誠実に親身になって対応してくれる優良業者に依頼することが大切です。
浮きや剥がれの原因は色々あります。正直、原因不明の場合もあります。しかし、一度剥がれますと、広がりますので早めの修理が必要です。
良心的な業者。これが1番大切ですね。
最後に…
ここまで読んでいただきありがとうございます。
外壁トラブルについて解説しましたが、まだまだ、細かいトラブルはたくさんあります。もし解らない、疑問や質問がありましたらいつでも、私ソデノまでメールください。必ず、お返事します。