この記事では外壁塗装工事中の塗料の臭いについてお話します。外壁塗装工事でも室内へ臭いが浸入してきます。気になる体への影響を、事前に知っておくと臭いや人体への悪影響に対し対策ができます。塗料成分の有害な溶剤を、長時吸い続けると健康を害します。
こんにちは。八王子でリフォーム会社を20年経営しています、ソデノです。
塗料の臭いって気になりますよね。健康にも悪そうな雰囲気です。せっかく家が奇麗になっても、外壁塗装が原因で何か病気になってしまったら、大変です。しかし、外壁塗装工事中はどうしても「塗料の臭い」が発生します。臭いや体への影響を最小限に食い止める方法を解説致します。
外壁塗装中の臭いや塗料による健康へ悪影響とは
臭いに敏感の方やアレルギーの方特に注意してください。また小さいお子さんにも注意必要です。体が小さいので少しの溶剤を吸い込んでも体にはよくありません。
最近では環境に優しい塗料、特に水性塗料を使う業者が多いですが、水性なら絶対安心ではありません。身体に悪影響な成分も水性塗料にも含まれていますので、ご注意ください。
塗料に含まれる有害物質とは?
特に下記の4種類を使っている塗料が多いです。
- イソプロピルアルコール
- メタノール
- キシレン
- シンナー
この成分を吸ってしまうと、どんな悪影響が身体にあるのでしょうか?
人体への悪影響、主な症状
- 吐き気
- めまい
- 頭痛
- 目や口の粘膜が傷つく
- 呼吸困難
- 睡眠障害
外壁塗装工事は数週間かかりますし、外壁全体の工事ですと塗装面積も広いので、このような症状が心配です。個人差もあると思いますが、頭痛やめまいを発症したりします。また、元々持っていたアレルギーがひどくなる事もあるそうです。
では、塗料の身体への悪影響を防ぐには
外壁塗装中はどうしても臭いを完全に防ぐ事は出来ませんが、下記の方法で少しは軽減できると思います。
塗装時期を寒い季節にする。
寒い時期は当然、気温が下がりますので、塗料の乾きが悪く臭いも控えめです。
塗装工事中も外壁の全て養生しないで窓を使える様にする。
塗装工事中は窓を開けませんが、週末のお休み時や、1日の作業が終わった外壁の反対の窓を開けて換気する方法。
家の中で溶剤対応のマスクをする。
ホームセンターで活性炭が入っているマスクがありますので、ご利用ください。普通のマスクでは溶剤は防げません。
長袖や長ズボンで肌を露出しない。
空気を溶剤が汚染していますので、なるべく肌に触れない方がいいかと思います。
悪影響のある外壁塗料とは
有機溶剤は身体に悪影響を与えます。メーカーHPなど見ますと、外壁塗装後、約2週間から3週間が塗装が気化します。なので、塗装後1か月は健康へ悪影響があると思って生活をしてください。特に小さいお子さんには十分な注意が必要です。