この記事では、外壁塗装の必要性と、もし実施しないままだった場合に起こってしまうデメリットについて、3つの項目に分けてわかりやすくリフォームのプロが解説いたします。
外壁塗装を検討している方は必見です。ぜひお役立てください。
外壁塗装の必要性とは?放置すると家に起こる3つのデメリット
こんにちは! 八王子市で創業20年のリフォーム会社を経営しています、ソデノです。
- 家の外壁塗装や塗替えをしないと家がどうなってしまうのか?
- どうして家の外壁塗装や塗替えをしなければいけないのか?
そんなことを思われたことは無いでしょうか。外壁塗装や外壁塗替えは、高額なリフォーム工事となります。また、ネットなどで「失敗した」とか「工事費用が高額だった」「手抜き工事だった」などなど、心配な事もたくさんあります。
きっとこのページをご覧のあなたも、絶対に失敗したくないとお考えだと思います。
そこで、この記事ではそもそも、外壁塗装や外壁塗り替えがなぜ必要なのか?という事について解説します。特に外壁塗装・外壁塗替えが初めての方におススメいたします。
まずは外壁の種類と特徴を知りましょう
まずは、外壁の基本から押さえて行きましょう。ポイントは大きく分けて2つ。
- 外壁の種類
- それぞれの特徴
それぞれご説明していきます。
家の外壁の種類と特徴とは
あなたの家の外壁をよく見てください。下記の様な外壁を使ている建物が多いと思います。タイル外壁は基本的に塗装しませんのでご紹介いたしません。吹付タイル仕上げ(築30年以上前の家が多い) 特徴 比較的表面がツルツルしている。表面の防水性は高い。
リシン吹付仕上げ (現在でも建売に多い) 特徴 表面はザラザラ。表面の防水性は弱い
ジョリーパット仕上げ(20年前位に流行した) 特徴 色々な模様がある。表面はザラザラ。表面の防水性は弱い
窯業系サイディング (現在も主流) 特徴 表面が劣化すると耐水性が非常に悪い。
金属サイディング (少ない) 特徴 表面の耐水性は高い
ALC外壁 (へーベルハウスなどハウスメーカー系に多い)特徴 表面が劣化すると耐水性は落ちる
まだ、紹介できない外壁もあります。一言で「外壁」って言ってもいろいろ種類があります。あなたの家の外壁は見つかりましたか?
では、次は
- それぞれ外壁の塗装タイミングが遅れるとどうなるのか?
- 外壁塗装や外壁塗替えをしないとどうなるのか?
をご説明します。
外壁の種類別 塗装をしないと起こる3デメリット
家は建ててしまえば、終わりではありません。リフォームといえば、屋内メンテナンスのイメージが強いと思いますが、実は外壁も定期的に手入れをしてあげないと、雨漏りなどの原因になってしまいます。先ほどご紹介をした、外壁の種類ごとに解説してゆきますね。
デメリット① 塗装しないと、防水性が弱くなる
吹付タイル外壁・リシン吹付
吹付タイル外壁やリシン吹付外壁の下地(外壁の材質)はモルタルです。簡単に説明すると「弱いコンクリート」です。
そのコンクリートに外壁材を吹付してローラで押さえた外壁が吹付タイル外壁です。下地はモルタルですので、完全防水ではありませんが、水には強い性質です。しかし、外壁塗装が劣化すると「膨れ」「剥がれ」など、モルタル下地から塗装面(塗膜)が剥がれてきます。
今一度申し上げますが、モルタルは完全防水ではありません。またモルタル表面も劣化していきます。劣化を止める為にも、防水性を上げる為にも外壁塗装は必要です。また、後ほどご説明いたしますが、写真の様に剥がれてしまいますと、補修費用も高額になってしまいます。
ジョリーパット外壁
比較的に耐久性が高い外壁材です。膨れや剥がれはあまり見受けられません。しかし、この外壁は「汚れ」と「ひび割れ」に弱いと思います。
特に汚れは付きやすいです。また、濃い色のジョリーパットですと「色あせ」が目立ちます。ジョリーパット外壁にまた、同じようにジョリーパットを2重に塗るのは私は壁が重くなる。既存のジョリーパットと新しいジョリーパットとの接着に多少不安が残るのでおススメしません。
塗料で塗装する方法が1番いいと思います。外壁の柄はそのまま、表現できますのでご安心ください。
窯業系サイディング
現在、外壁で最も主流な外壁だと思います。柄や色も豊富で、耐震性にも優れています。窯業系サイディングの表面はかなり耐水性が高いでが、その反面、表面が劣化したり、外壁の裏からの水には極端に弱いです。
この写真の様な膨れや剥がれは表面以外から水が浸入している場合が多いです。この様な症状の場合は、塗装では修理できませので外壁を張替します。ですので、10年前後で必ず外壁塗装や塗替えを行いましょう。
金属サイディング
ここ数年で金属サイディングは増えています。サビにも強い物が多いです。私の自宅も金属サイディングです。20年位は塗装しなくても大丈夫な感じです。
ALC外壁
へーベルハウスなど大手ハウスメーカーがよく使う外壁です。ビルなどでも使われています。材質は「軽石」みたいです。なので、水を吸収する性質があります。窯業系サイディングと同じで表面が劣化すると耐水性が悪くなります。
デメリット② 塗装しないと、汚い・美観が悪くなる
この項目は説明しなくても、皆さんご存知だと思います。汚い外壁がいいと思う方はいないと思います。ここでポイントなのが、外壁はいくら高圧洗浄しても完全に汚れは落ちません。あまり強く洗うと外壁の表面が傷んでしましますので、十分注意してください。また、「雨水で外壁が奇麗なる」という塗料もありますが・・・。はっきり言ってきれいにはなりません。水垢みたいに外壁が汚くなる場合は「庇や笠木」などで雨水が外壁に流れない物理的な解決方法も検討する必要もあります。
塗料だけで汚れは解決しません。
デメリット③ 塗装しないと、ムダな費用が掛かる
外壁の表面がひどく劣化しますと、補修工事や作業が必要となってきます。
塗装だけで済まない工事にもなります。また、外壁内部まで雨水がしみ込んでしまうと、家の全ての外壁を張替しなければなりません。更に、外壁や屋根の様子を10年前後で建築のプロに見てもう「診断」してもらう事が私は家を長持ちさせるには大切な事だと考えます。
人間も年に1回とか健康診断を受けるのと同じで、家も診断を受けるべきだと思います。手遅れにならない為にも専門家に家を見てもらいましょう。早め早めに修繕工事や補修工事を行ってください。
本当は、信頼できる業者や専門家に修繕方法やその時期を屋根、外壁、水回りなどプランを立てそれに応じて予算を組むことが1番工事費用を抑える事ができる方法です。
例えば「2年~3年で外壁塗装したほうがいい」と信頼できる業者や専門家のアドバイスを受けていれば、「訪問販売の脅し」には驚きませんし、冷静に対応できると思います。
まとめ
なぜ、外壁塗装や外壁塗替えをしなければいけいないのか?ご理解出来ましたでしょうか?専門用語もありましたので「ちょっと難しいな」と感じた方もいたかもしれません。10年~15年で外壁は塗替え時期です。私からアドバイスですが、あなたのライフサイクルに合わせて外壁塗装や塗替えを考えるのも大切だと思います。
- お住まいの家に何年住むのか?
- 子供が独立したら売却予定なのか?
- 買い替えを検討しているのか?
あなたの将来と少し向き合って外壁塗装や外壁塗替えを検討してもいいと思います。ぜひ、ご参考にしてください。
もし、あなたが外壁塗装の事で悩まれていたり、ご検討中でしたら、ぜひ弊社にもご相談ください。
あなたのお家に最適なプランをご提案いたします。