アパートの外壁塗装で工事中に「入居者へ迷惑が掛からないだろうか」「トラブルにはならないか」など、ご心配のオーナーは多数います。この記事では入居者の皆さんへご迷惑の掛からない方法のお話です。あなた自身でトラブルを回避する方法を実践できます。
アパート入居者に迷惑の掛からない外壁塗装工事の進み方とは
入居者には必ず事前に工事をお知らせしましょう。
もし事前に、入居者の方に連絡が行き届かなかった場合はどうなってしまうのでしょうか。
事前通知がなかった場合のトラブルは以下のようなものがあります。
- 事前に連絡がなかったことへの不信感が引き金で引っ越ししてしまう
- クレームに発展
- 業者と入居者でトラブルが発生
このようなトラブルは全て「空室」を生む要因となってしまいます。
入居者に対して一つも不快な思いをさせないよう気をつけなければいけません。
アパートの外壁塗装前に入居者へ連絡が行き届かない原因は?
入居者に連絡が行き届かない主な原因として、以下のようなものがあります。
- 連絡を外壁塗装の業者まかせにしてしまった
- 契約してすぐに工事が始まって入居者へ連絡を回せなかった
- 言ったと思ったら伝わっていなかった
どれも注意しておけば事前に防げるものです。
「空室」を生む原因にもなりかねないことなので、入居者への連絡はきちんと行ってから塗装工事に入るのがベストです。
アパートの外壁塗装のことを入居者にどう伝える?
入居者へ報告する場合、以下のものを伝えておく必要があります。
- 塗装業者の情報(業者名・職人人数)
- 塗装のスケジュールなどの工期(日程)
- 塗装工事の時間(例:午前9時〜18時まで)
- 作業の音、騒音も発生すること
- カーテンを閉めてもらいプライバシーを保護してもらうこと
こう言った事前の情報共有がされることで、入居者も安心して塗装を迎えることができます。
アパートの塗装は如何に入居者に負担をかけないかが成功のカギを握っています。
アパートの外壁塗装前に入居者にしてもらうことは?
塗装工事が始まる前に、入居者に対してお願いをしておかないといけないこともあります。
- 人工芝がある場合、撤去してもらう
- 大きい荷物がある場合、どかしてもらう
- アンテナ等設置していた場合、撤去してもらう
- 外に洗濯物が干せなくなってしまう
また、塗装工事中に事前に動かしておいてもらったモノ以外も移動させないと塗装ができない場合もあるので、予め「塗装中にモノを職人側で移動させることもあります」と伝えておくのがいいでしょう。
入居者の身になって考えれば、自分のものを勝手に触られて動かされたりするのは嫌なず。
特に女性の単身者などには、余計な不安を与えてしまいかねません。
予め伝えておくだけで、余計なトラブルに発展するのも防げることを知っておきましょう。
「アパートの外壁塗装前に入居者へ通知が基本」と覚えて欲しいです。
アパートの外壁塗装では緊急時の事前対応を把握
アパートの外壁塗装を行なっている最中に、もし以下のようなことが起きたら、アパートのオーナー・大家さんはどうすればいいのでしょうか。
- いきなりの突風で足場が壊れた
- 養生シートが剥がれた
- 飛散防止メッシュシートが風に飛んでいった
- 激しい雨でシートが外れた
こんなことが起きてしまった場合、一番迷惑をかけてしまうのは入居者の方々に対してです。
それが引き金になり、引っ越し・口コミで悪いウワサが広がったり、アパートの空室が埋まらない恐れも…
アパートの外壁塗装前の確認チェックリスト
万が一のことを考え、アパートのオーナー・大家さんが外壁塗装前に業者に確認しておきたいチェックリストは以下のものです。
- 外壁塗装業者への緊急の連絡先(夜間含めて)
- 足場、養生、飛散防止メッシュシートなど、崩れたり取れた場合はどうすればいいのか
- 万が一が起きた場合はアパートのオーナー・大家としてどのような対処をしておけばいいのか
- 業者へ連絡してどのくらいで対応してくれるのか
- 万が一入居者、通行人に被害が出た場合どのような保証があるのか
- 雨等で流れた塗料で入居者に迷惑がかかった保証はあるのか
これらのチェックリストの内容は必ず聞いておくべきです。
入居者に対し、何か起きてから確認するのでは遅いです。それが信用を失うきっかけにもなるため、事前確認はアパートのオーナー・大家さんにとっては必須のものと言えるでしょう。
「アパートの外壁塗装は緊急時の対応確認するのが基本」と覚えて欲しいです。
ポイント!これらのチェックリストの項目をあなたから塗装業者に聞かなくても、教えてくれる業者がいれば、アパートの塗装に精通していて入居者のことも考えてくれる優良店だと判断できます。その業者に塗装をお願いすると安心できるでしょう。