この記事では、外壁塗装工事のトラブルを紹介してその対策を解説します。①色がイメージと違う②塗装にムラがある③車やフェンスに塗料が付いた等を防ぐご近所への拝領④塗り直しをお願いできるのか?の4項目をご説明しますので是非お役立てください。
絶対避けたい外壁塗装の仕上がりトラブルを回避する方法とは
こんにちは。八王子でリフォーム会社を経営しています、ソデノです。
今回は外壁塗装工事でのクレームついてお話します。外壁塗装は高額なリフォーム工事ですので、皆さん失敗したくないと思っています。実は、外壁塗装工事はトラブルやクレームが多いリフォームです。トラブルを未然に防ぐ方法を解説します。また、「対避けたい、外壁塗装のトラブルその①」こちらの記事では追加請求トラブル、手抜き工事トラブルを解説していますので、併せてお読みください。
色がイメージと違う
イメージしていた色と実際の外壁色が違うとかなり困ります。通常外壁の色選びには「メーカーの色見本」または日塗工の色見本から選ぶケースが多いですが、どちらも小さい色見本から外壁の色を選ばなければなりません。この場合、カタログを見てイメージした色と、家に塗られた色を見て色が違うと思う方が多いです。実は色は狭い範囲で見る場合と広い範囲で見る場合とでは、広い範囲で見たほうが色が薄く感じると思います。
対策としては、①A4サイズの色見本を作ってもらい確認する。各メーカーが無料で作てくれますので、塗装業者に色見本を作ってもらいましょう。それを外壁にあててみたり、ひなた、日陰で見比べてりしてください。ポイントしてあなたが選んだ色より1トーン濃い目も注文して見比べるとかなりイメージしやすいです。②実際の塗装工事した家を見せてもらう。あなたが希望した外壁色で実際に工事した現場があればその家を見せてもらいましょう。これはかなりイメージしやすいのでおススメします。
イメージした色と違う場合の塗り直しですが、業者が品番を間違ていた場合は、もちろん塗り直しできますが、品番が同じで業者が間違っていない場合の塗り直しは難しいと思いますので、塗装前に必ず確認してください。
塗装後にムラができる
塗装後に外壁を見たら、塗料が薄い部分と濃い部分がありシマシマみたいになっている。塗料が外壁に均一に塗装されていない状態の事です。外壁塗装は手作業の為にムラになる場合もあります。また、平らな外壁、でこぼこしていない外壁はこのムラが目立ちやすいです。
対策として、ムラが発生してしまった時の直し方は?
あなたが見て塗装のムラがあると思ったらすぐに監督や職長に言いましょう。工事が完了してからとか、窓やドアの養生を剥がした後ですと手直しも大変です。なので、工事中に数回、監督や職人さんと途中検査をすることをおススメします。
車やフェンスに塗料が付いた。ご近所トラブル
外壁塗装工事で最も注意したいのが「塗料が飛ぶ迷惑」です。車やフェンス、土間コンクリート、レンガなど塗料は意外な場所まで飛んでいきます。これを防ぐ役目をしているのが、「飛散防止シート」「メッシュシート」です。細かい網目になっていて、近隣の家に塗料が飛ぶのを防ぎます。時々、足場がいらない外壁塗装なんて宣伝していますが、ご近所の車やフェンスに塗料が飛んで付着したら、非常に困ります。
また、車やカーポート、エアコン屋外機などは、専用の養生カバーがありますので、それを使います。
対策として、ご近所の敷地と隣接(近づいている場合)は、塗装工事前に業者と塗料飛散について話をしてください。また、外壁工事は、屋外工事で近隣の皆様にご迷惑をおかけしますので、ご近所へのご挨拶は業者とお客様が必ず行った方がいいと思います。その時、万が一トラブルになるといけないので、お隣や近隣の方の家や車も養生(カバー)を付けさせてくださいとお願いしましょう。また、足場組立、高圧洗浄も騒音や水しぶきが飛びますので、工程表等を持参してご説明するしてください。
どんな時に塗り直しをお願いできるのか?
塗装業者の失敗の場合
塗装の塗り残し、塗装のムラ、剥がれなど業者の責任であれば、当然手直しできます。
ここで大切なのは「快く塗り直しの工事を引き受けるか」です。なにかと、いい訳する業者、いやいや手直しする業者はダメです。誰にも失敗はありますので、気持ちよく手直しを引き受ける業者を選んでください。解決策として、工事前に手直しがあった場合の修繕方法を確認することをお願いします。
塗装業者が間違えていないけど・・外壁イメージが違う場合
別途に費用が発生します。一般的に外装塗装だけの工事費用は50万円超えると思います。どの段階で塗り直しを希望されるのかで費用は違いますが、足場が外れた段階ですと、ほぼ同じ費用が発生すると思います。なので、外壁の色は慎重に選んでください。
まとめ
トラブルって本当に面倒です。すごく疲れます。ここの話だけですべてのトラブルが防げる訳ではありません。
やはりトラブルを回避するためにも「優良な外壁塗装業者」を選んでください。トラブル回避にも現場経験が非常に大切なんです。風向きや刷毛塗かローラー塗装かでも塗料の飛び方は違ってきます。ぜひ、良心的な業者を選んでください。