この記事では、八王子市にお住まいで外壁塗装やリフォームをご検討中の方が申請できる八王子市居住環境整備補助金制度やその他補助が受けられるケースについて解説をします。
最大で10万円の助成金のサポートが受けられますので、外壁リフォーム前にご一読ください。
こんにちは。八王子めじろ台で創業20年。外壁塗装やウッドデッキ、駐車場工事などリフォーム工事を手掛けています、ソデノ建装の代表袖野です。(私と会社をこちらで詳しく紹介しています。あわせてご確認ください。)
外壁塗装工事は高額な費用のリフォーム工事ですから、皆さん「外壁塗装工事が少しでも安くならないのか」とか「何かいい制度はないものか」などお考えかと思います。
そんな時に活用したいのが助成金制度ですが、市の外壁助成金は屋根と外壁塗装で補助適応額が最大10万円までとなり、申し込みや抽選等の条件があり、受けられないケースもあります。
しかし、実はあまり知られていませんが八王子市の外壁塗装の助成金制度以外でも外壁塗装の一部をサポートして頂ける地震保険を利用した方法があるのです。
もちろん、保険ですから諸条件はありますが、満たせれば助成金より多く外壁塗装費用が支給される場合もあるのです。
そこで今回は、特に八王子市にお住いの方で、外壁塗装をはじめとするリフォームをお考えの方に、八王子市居住環境整備補助金と地震保険を使った助成金の制度と受けられる条件について解説をしてゆきます。
- 八王子市居住環境整備補助金とはどのような仕組みなのか
- 八王子市の助成金が受けられるケースと受けられないケースとは
- 地震保険で八王子市の助成金以外に一部費用の補助が受けられるケースも
あなたが予定している、外壁塗装工事に地震保険を使い、高額な外壁塗装費用の一部がその保険適応範囲内の金額が支払われる3つの記事をを順に追って読んで頂くことで、地震保険を利用して外壁塗装工事費用が軽減されるます。
八王子居住環境整備補助金以外の外壁塗装のサポート方法とは?
まずは、八王子市が行っている住宅の助成金についてのご説明です。八王子市のホームページからの抜粋記事です。
八王子市では市内の住宅の所有者等に対し、安全で安心して住み続けることができる居住環境を確保するための住宅の改修工事等を行う場合に、その費用の一部を補助します。平成30年度については、下記の6種類の改修工事等が補助対象となります。
※第1期分の申込受付(4月17日から)は、
- バリアフリー化改修工事
- 木造住宅耐震改修工事
- 木造住宅簡易耐震改修工事
- 耐震シェルター・防災ベッド設置
- 省エネルギー化改修工事
- 長寿命化改修工事
この八王子市外壁塗装の助成金ですが、年に3回募集(4月、7月、11月)があります。
外壁塗装工事が対象となる、長寿命化改修工事は1回で約60名がこの助成金を頂ける事になりますが、八王子市の助成金登録業者が多いので、1社2名~3名のお客様の申請となるケースが多いです。また、60名以上の申し込みがあった場合は抽選となるそうです。
また、最大で10万円の助成金ですので、30坪の外壁、屋根塗装ですと外壁塗装と屋根で80万~100万ぐらいですので約10%の金額を得する計算となります。
② 地震保険を使った外壁塗装工事とは
八王子市の助成金以外にも、ご自宅の外壁塗装や補修工事費用をサポートしてくれる方法があります。それが「火災保険と同時に契約しているケースが多い、地震保険です」
この地震保険ですが、以前は①全壊と②半壊の2つしか保険適応がありませんでしたが、現在では「一部損壊」と言う項目が追加されて、地震での保障の幅が広がりました。下記の項目全てに該当しますと、地震保険の適応案件となります。
- 木造住宅であるとこ。(在来工法・2×4工法など)
- 平成15年以前の建物であること。
- 地震保険に加入されていること。
- 外壁及び基礎どちらでも2か所以上の亀裂が目視される事
上記の4項目か確認できますと、あなたがご加入されている地震保険金額の5%がお見舞金として保険会社から支払われます。私ソデノの現場経験から言わせて頂きますと、外壁の亀裂(クラック)は木造の場合、かなりの確率でひび割れしています。特に外壁がモルタル下地(セメント系)で仕上げがリシン吹付、吹付タイルは多くのひび割れが発生しています。
③ アパートオーナ様必見。八王子市の外壁助成金よりメリットとは?
八王子市の助成金支給にはいろいろな条件がります。年3回の募集・受付に限りがある・登録業者でないと工事ができない。助成金額が少ないなどあります。自分のリフォームしたいタイミングに合わない。自分の気に入った業者に工事してもらえない。思ったより手続きや条件が厳しかった。助成金支給金額が少なかったなど、あるようです。
1番私が言いたいのは自宅への助成金ですので、ご自分で持っていらっしゃる賃貸アパート、賃貸マンションなどは対象外となってしまいます。お住まいになっていない、建物への助成はできないのです。
地震保険を使う場合は、先ほどご説明した、木造住宅であるとこ。(在来工法・2×4工法など)。平成15年以前の建物であること。地震保険に加入されていること。外壁及び基礎どちらでも2か所以上の亀裂が目視される事の4項目が目視されると支給されます。また、この地震保険は外壁塗装工事や外壁補修工事の業者からの見積もりは関係なく、あなたのご加入されている保険金額から破損状況を考慮して積算される方法ですので、非常に明確で簡単です。
ですので、特にマンションオーナー様。アパート経営の方は、建物が大きので、修繕費用も非常に負担が大きいと思いますので、このような地震保険を活用して、あなたの大切な財産をお守りする事も一度検討してください。
④ 適応された場合の保険保障金額の目安とは?
先ほども、お話しましたが、地震保険は「全損」「半損」「一部損」という三つの基準に基づいて保険金が決まることをご説明いたします。
認定基準 | |
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全損 | ①主要構造部の損害額が建物の時価の50%以上 ②消失または流失した床面積が建物の延床面積の70%以上 |
半損 | ①主要構造部の損害額が建物の時価の20%以上 ②消失または流失した床面積が建物の延床面積の20%以上 |
一部損 | ①主要構造部の損害額が建物の時価の3%以上 ②床上浸水または地盤面より45cmを超える浸水を受けたとき |
地震保険の認定基準は表のように決まっています。全損だと認められれば保険金額の100%、半損だと保険金額の50%、一部損だと保険金額の5%が支払われます。構造耐力上主要な部分はその名の示す通りで、建築物の力学的構造に関連する部分を定めています。
「基礎、壁、柱、小屋組み、土台、斜材、床版、屋根版、横架材」と、まさに構造躯体の要の部分が規定されています。つまりそれらの損害が建物の価値の3%を超えなければ保険金は支払われないということです。
最低ラインが3%だと聞いてもちょっと分かりにくいと思われるかが多いと思います。地震損害額を決める際は契約しいる保険会社ではなく専門家による鑑定となります。火災保険の場合は、壊れた箇所の工事費用の見積もりを取ってから保険対象金額を定めますが、地震保険は損害を点数として積算し、その総合ポイントで「全損」「半損」「一部損」を鑑定人が決めます。
私の経験からですと、基礎もしくは外壁いずれかに2か所以上のひび割れが目視できますと5%の一部損の対象となりますので、地震保険が1500万円だとすると、1500×0.05=75万円。地震保険が1000万円ですと、1000×0.05=50万円が地震保険から支払われます。
⑤ 保険会社へ手続きには費用が掛かるのか?
基本的に保険請求はご契約者本人が行いますので、通常費用は一切かかりません。また、書類作成もご自分で申請書は作れます。地震保険の場合は、破損状況を鑑定人が見分にきますので、見積書や被害報告書は必要ないケースが多いです。まずは、ご自分で加入している保険会社へ電話をしなければなりません。
その時にご用意して頂く書類は
1.契約者の名前、保険証書番号
2.損害発生の日時
3.損害発生の状況・事故の原因
4.損害のあった家の住所
5.損害箇所を示された家の見取り図
特に1番は必ずご用意ください。2から5については個々に変わってくると思います。
⑥ 地震保険申し込みから確定までの流れ
外壁のヒビ、基礎のクラックなどを発見しましたら下記の流れで地震保険の手続きを行います。
- まずはあなたの契約をしている保険会社に連絡をします。各会社受付専門のフリーダイヤルがります。ここは車の事故も取り扱いますので、なかなか繋がらない事もありますが、24時間対応ですので夜間がつながりやすいかもしれません。
- 受付が終わると、あなたを家を調べる日程を調整いたします。
- 後日、鑑定人が家を調べにきます。
- 地震による破損を確認できますと、保険対象となりお支払いされます。
鑑定人とは?保険会社に、これをどのように判断してもらうのでしょうか。地震保険適用かどうかを判断するために、損害保険会社は家の状況を調査します。この調査は、損害保険会社が任意で選んだ鑑定会社から派遣されてきます。この鑑定人が、保険申請内容をもとに、実際に現場に行き、損害状況を調査、地震災害による破損の有無を確認、被害箇所を算定した報告書を作成し、依頼のあった損害保険会社に提出をします。
⑦ 東日本大震災も保険対象となります。
地震保険は皆さん、知っていない方が多いです。特に東日本大震災で、外壁壁にヒビが入った。基礎にクラックが入ったなど、当社にも問い合わせがありました。実は私も、外壁のクラックやひび割れ、基礎のひび割れなどが、地震保険の対象となる事を知りませんでした。地震保険とは家がすべて壊れたり、住めなくなって初めて適応されると思っていました。
しかし、色々な観点から、地震保険にも「一部損」という項目が加わりました。皆さん、大切な家を守る為に「保険」にご加入されていると思います。過去の地震についても、適応されるケースがあります。特に基礎から屋根に向かってのひび割れは地震による影響でのひび割れや、基礎のひび割れは地震の影響がかなり濃厚です。
まずは、保険会社に連絡する前に、ソデノ建装へご相談してください。
地震保険を使った外壁塗装のまとめ
今一度、保険適応と申請の手順を簡単にご説明いたします。地震保険を利用した外壁塗装のは、下記の4点が絶対条件となります。
- 木造住宅であるとこ。(在来工法・2×4工法など)
- 平成15年以前の建物であること。
- 地震保険に加入されていること。
- 外壁及び基礎どちらでも2か所以上の亀裂が目視される事
下記の4項目がすべて当てはまる場合は
- 保険証書を用意する
- 保険会社へ連絡する。
- 鑑定人が所見に来る。
- 地震保険適応となると見舞金が支払われる。
上記の手順で進んでください。特に保険証書をご用意頂ければ、大丈夫です。
過去の地震でも保険対象となります。特に東日本大震災は東京でも激しく揺れました。その時にできた破損も対象となる場合もあります。
また、保険手続きがちょっと面倒だったり、不安だったりする方も多いと思います。ソデノ建装では保険手続きからアドバイスまで無料で行います。ぜひ、ご相談ください。