これで解決。雨漏りや破損による屋根工事の適正な価格を徹底解説

屋根材が割れた、雨漏りが発生した。家の屋根で不安を感じてはいませんか?また、訪問販売業者に危ないと言われていませんか?すぐに直したいと思いますが、事前に調べないと業者の言いなりになります。屋根修理の前に適正な工事と費用を知っておきましょう。

雨漏りや破損による屋根工事の適正な価格を徹底解説

こんにちは! 八王子市で創業20年のリフォーム会社を経営しています、ソデノです。

屋根修理、屋根張替。屋根リフォーム工事は高額なリフォーム工事です。また、ネットなどで「雨漏れが治らなった」とか「工事費用が高額だった」「手抜き工事だった」などなど、心配な事もたくさんあります。絶対に失敗したくないと皆さんお考えだと思います。この記事では屋根修理・リフォームの適正な費用相場を知る事が出来ます。また、良心的な業者、適正価格を出してくれる業者の見分け方もご説明。そして、適正な屋根のリフォーム価格や工事方法も解説しますので業者の言いなりにならず、あなた自身で判断できる知識が身につきます。

特にスレート系屋根材が割れてしまったり、雨漏れがする。心配ですし不安になると思います。また、近年は台風も多く、少し屋根がずれていても訪問販売業者が「危ない」「このままだと建物が倒れる」など大げさに言われ、不安になった方もいるかと思います。訪問販売業者の不安をあおる行為は良くありませんが、屋根が割れたり、ずれていたり、雨漏れはそのままにしておくと、やはり建物が傷みます。また、全面修理が必要な場合は100万円〜200万ほどかかるりとても高額です。

 

ご不安心配や心配を感じたまま屋根修理に工事を依頼してはいけません。屋根工事の前に必ず確認しておきたい事が5つありますので、順番にご説明致します。

  1. 屋根修理をしなければならない状況とその訳
  2. 屋根修理の工事費用と相場を徹底解説
  3. 屋根張替や修理の業者探しのポイント
  4. 屋根修理は外壁塗装を同時に行う。
  5. 保障の内容を確認しましょう。

屋根の工事は工法や納め方も多数あります。屋根の状態、状況で修理方法も変わり、追加請求など発生する可能性もありますので、不安や不満を解消できる様になれば幸いです。

屋根修理をしなければならない状況と、その訳

 

屋根って毎日見る場所ではありませんでで、気にならない方が多いと思います。しかし、家を守る大切な場所です。例え費用が掛かっても屋根修理を行なっておくべき訳があります。建物というものは、躯体(くたい)と呼ばれる、建物の骨組みがあります。また建築基準法の第2条五で、屋根は建物の主要構造部になっている大切な部分です。躯体の外側に屋根材や外壁材を取り付け、雨水が建物内部に侵入しない構造になっています。

屋根材と外壁材が建物の防水を行っていますので、屋根材や外壁材が、剥がれた。隙間が出た。穴が開いたなどの不具合が発生すると、防水性能が下がり、雨水が浸入します。厳密にいえば、外壁や屋根の下には防水シートがありますが、雨のたびに水が入りますと、この防水シートも劣化していきます。

特に屋根は雨を直に受ける部分です。屋根に問題があると、それが原因で、雨水が建物内部に入りやすくなります。もし、建物の内部の躯体(くたい)や断熱材の部分が雨水で塗れてしまうと、こんなことが起きます。

  • 屋根裏や壁の中にカビが発生する
  • 柱や母屋、根太などが腐る。
  • シロアリの温床となる。

台風や大雨で突然雨漏りはそれほど怖くありません。怖い雨漏りは、ゆっくり、ゆっくり進行していきます。雨漏りが目に見えて、なんだと思った時は、すでに長い年月、雨漏りしている事が多いです。例えば、天井の角に黒いシミが出来て、知らないうちに、天井のシミが大きくなる事がよくありますが、シミができた時点から雨漏れしていた事になります。

カビの繁殖でアレルギーになる方もいるそうです。また、躯体を腐食させると建物が危険な状態になります。詳しくはこちらの実際の工事事例も参考にしてください。下記の写真は雨漏れで躯体が腐った当社が実際に補修した写真です。

 

あなたの家がこの写真の様になりますと、とんでもない補修費用になってしまいます。建物内部に雨水を侵入させてはいけません。多額の費用も大変ですので、雨水の侵入を防いでくださ。建物を長持ちさせる為にも、屋根の修理は大切な事です。

屋根修理の工事費用と相場を徹底解説

屋根修理とは、屋根の一部分を補修する工事です。屋根リフォーム、屋根張替(吹替)は、屋根全体を直す工事の事です。

実は、屋根修理は基本的に部分補修工事は正直、避けたい工事です。なぜか、瓦を除く屋根の場合は屋根の下から屋根材をかぶせながら工事を進めますので、傷んだ部分張替は正しい工法でできないのが現状です。なので、部分補修は応急処置的な工事だと私は思っています。しかし、屋根全体を張り替える、吹き替える工事ですと、費用は掛かりますが、屋根の問題からは、解放されて、屋根全体を新しくしますので、耐久性が大幅に長くなり、きれいににもなります。

あなたは「部分的な修理で大丈夫だろう」と思っても、専門家にぜひ見てもらいましょう。専門家に見てもらう前に、屋根工事の費用の相場を事前に知っておくことで業者の言いなりにならないと私は思います。4つの項目でご説明します。

屋根修理の費用相場とは
屋根リフォームの費用相場とは
屋根材別の単価相場
その他の屋根修理にかかる費用

屋根修理の費用相場とは 屋根修理とは屋根の一部分を補修する工事の事です。

棟の交換。下地別 1m 5000円前後  ただし高所作業の場合は足場設置
雨樋修理の部分補修 1m 4000円前後  ただし高所作業の場合は足場設置
雪止め設置 後付け専用の雪止め 1個400円 ただし高所作業の場合は足場設置
スレート屋根の差し替え 1万~5万円 コーキング作業別途
瓦の差し替え 3万~
雨漏れ修理 現場を見ないと判断できない項目です。

今回は、費用をかけたくない。応急処置で部分的な修理したい。将来、大掛かりな屋根工事をする場合は、専門業者に屋根修理を依頼しましょう。訪問販売で、小さな仕事から大きな仕事へ不安を煽る業者も多数いますので十分注意してください。

屋根リフォームの費用相場とは 屋根全体を張替、吹替する工事です。

屋根張替 既存の屋根材を剥がして、新しく屋根を乗せる工事 30坪の屋根  130万~160万
カバー工法 既存の屋根の上から新しい屋根材を乗せる工事 30坪の屋根  90万~120万

屋根リフォームでは、張替工事・カバー工法の2種類があります。

  • 張替→屋根材を丸ごと新品に変える工事。屋根下地(構造部分)にも12ミリべニアを付ける場合もあります。
  • カバー工法→現在の屋根の上に新しく屋根材を乗せる工法

屋根リフォームは、工程も違えば使う材料も違いますので、費用が変わります。

代表 袖野
屋根修理より費用相場が高くなっていますが、屋根の雨漏れ工事は100点を目指す工事です。経験や技術がない業者ですと屋根を張り替えても雨漏れが治らな事をよく聞きます。屋根のリフォーム工事は難易度が高い工事です。実際の経験がある業者を選びましょう。

屋根材別の単価相場

屋根材は基本的に①瓦②スレート屋根③金属屋根の3種類です。3種類の価格は下記の表にまとまてみました。余談ですが、実は、当社では③金属しか使いません。それは①軽い②割れない③高耐久なので屋根をリフォームする場合はぜひ、金属屋根で検討してください。

スレート瓦 4,500~8,000円/㎡
8,000~12,000円/㎡
ガルバ系金属屋根 4,500~8,000円/㎡
銅板 18,000円~20,000円/㎡(実際使う方は非常に少ない)

これは材料の金額ですのでこれに、人件費はかかります。また、すごく大切な事ですので忘れないでください。屋根材の下に入れる「ルーフィング。防水シート」は必ず、新しくしてください。㎡800円~1200円です。

その他の屋根修理にかかる費用

屋根修理の工事費用の内容として、約30坪の足場・防水シート・ラーチ野地板などの屋根修理に関係する費用をお知らせします。

仮設足場 15万~20万
ラーチ野地板(できれば国土交通省認定品) 10万~20万
ルーフィング(防水シート) 8万~12万
棟板金及び鼻先、ケラバ等 10万~20万
屋根材撤去費 20万~30万
屋根材処分費(アスベスト屋根の場合は約2倍) 10万~20万
雪止め 5万~10万

屋根張替や修理の業者探しのポイント

皆さん、屋根工事のおおよその費用はご理解頂いたでしょうか?では、業者探しのポイントです。このポイントは私が今までの現場経験から皆様へのアドバイスとなります。

  • 地元業者 やはり安心しますね。多店舗展開している所はやめましょう。地元に根付いた業者がいいです。
  • 専門業者 屋根リフォームは新築と違い難しい工事です。実績のある業者。HPなどで工事実績を掲載している業者
  • 自社施工 下請けなどに丸投げしない業者
  • 保障   雨漏れの保障を聞きましょう。
  • 話やすい業者 要望をいろいろ聞いてくれる業者がいいですね。
代表 袖野
屋根リフォームは難しい工事ですし、高所作業で危険な作業です。仕事を依頼する業者に少しでも不安や心配がありましたら業者に聞いてください。そこで、あなたが安心できる答えを出すか?そこが重要です。

屋根修理は外壁塗装を同時に行う

屋根と外壁の塗装を一緒に行うとお得だと私は思います。なぜか? それは、仮設足場代が2重にならないからです。例えば、塗装で足場代は15万円前後費用が掛かります。屋根と外壁の塗装を別々工事しますと、2回分の足場費用が発生してしまいます。しかし屋根・外壁を同時にすれば足場が1回の費用で大丈夫です。屋根の塗装も同じですが、高い場所の作業は足場があるときに行うとムダな費用が掛かりません。

代表 袖野
私の会社ではほぼ100%の方が、屋根張替工事と外壁塗装工事を行います。簡単そうに思えますが、屋根チームと外壁チームが団結しないと上手に作業は進みません。当社はすべて自社施工ですので、自称チームワークは日本NO1です。

保障の内容を確認しましょう。

新築住宅の場合は、平成12年(2000年)4月1日から、工事請負契約や売買契約において10年間の「瑕疵担保期間」が義務づけられるようになりましたが、リフォームには現在(平成30年)そのような保障はありません。色々な保障があると思いますが、会社が倒産、業者が夜逃げしたら、保障も消えてしまいます。また、保証と言って、かなり細かい条件を記載して、業者を守る保証書になっている場合が多いと思います。

保証という、書面だけにとらわれず、きちんとした会社・業者なのか?また、保証内容の詳細があり、あなたにとって分かりやすい内容なのか?すぐに直してくれるのか?確認してください。

屋根工事の保証内容に少しでも不安を感じたら

屋根工事業者に「御社の保証は、どんな場合にどんな時に保証になるのか?」とより実際に起こりそうな事例、台風での雨漏れとか、強風での棟の剥がれなど、分かりやすく記載されているのか確認してください。

説明があいまいだったり、業者が説明できないのであれば、その業者には発注しない方がいいですね。

「雨漏りが発生したら雨漏り工事をやり直す」となった場合、屋根工事業者も大赤字となり会社の経営も厳しくなります。 会社を守りたいだけで、真実味のない保証がある事もお知らせします。保証内容はきちんと内容を確認した上で契約をしてください。過度な保障は自信のなさの表れと思います。

まとめ

ここまで読んでいただきありがとうございます。屋根工事の種類と費用相場について色々お話しましたが、いかがでしたか?難しくなかったですか?この記事があなたの屋根工事を成功するお力になれる事を信じています。

代表 袖野
高所恐怖症ですが、私、屋根の工事が好きです(笑)既存屋根の状態、下地母屋の確認、材料の選択など経験が生かされる工事です。かなり私は屋根マニアなんです。

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