外壁塗装をご検討中の方へお得なお知らせがあります。家の外部(雨どい・ベランダ・軒天井)等が傷んでいる場合は外壁塗装と同時に行う事で工事費用が安くなります。なぜ、外部補修と外壁塗装を同時に行うとお得なのか?を実例を交えてご説明致します。
外壁の塗装と補修を一緒に工事するメリットとは?
こんにちは。八王子でリフォーム会社を経営しています、ソデノです。10年~15年に一度行う外壁塗装の時に、家の外部が傷んでいた場合は同時に工事を進める事をご検討ください。特に建物の築年数が20年を超えている場合は外部に損傷が見られるケースが多いですので、この記事をぜひ参考にして最後までお読みください。
なぜ工事費用が安くなるのか?
ズバリ、「①仮設足場費用が安くなります」なぜ、と思われる方が多いと思いますので、ご説明致します。
高所(高さ2m以上)作業の場合は法的に「作業用の足場が必要」となります。高い場所の作業は危険が伴い、ハシゴではどうしても作業できない。危険作業となってしまいます。
なので、家の高い場所にある「雨どい」「軒天上」「屋根の棟」「破風板」等の工事には足場が必要となってきます。しかし、今回は雨どい、次回は屋根の棟工事と個別に工事を行うと毎回「足場費用」発生してしまいます。なので、外壁塗装時は必ず「仮設足場」を組立ますので、その時に高い場所の工事を同時に行う事でムダな足場費用が発生しないのです。
「②各部補修を外壁塗装時に行う」と作業工程が減るので費用が安くなる。
例えば、下屋(1階の屋根)や霧隠し(小さい屋根)軒天井などを補修工事があった場合は塗装職人では通常直せません。ですので、大工さん、板金職人が直します。仮に塗装が完了してから補修工事を行いますと、補修した箇所の塗装にキズが付いたり、削れたりしますので、また、塗装をしなければならなくなり、塗装職人さんにお願いするのですが、やはり費用が掛かってしまいます。
仕上がりの順番、工事方法を検討すれば、足場と同じ様にムダな工事を省ける事になり、結果的に個別工事より費用が安価になるのです。
外壁塗装時に外部修理する業者とは
あなたの家の外部(雨どい・破風板・軒天上・ベランダ)等が傷んでいた時は、どの業者に見積依頼や工事をお願いすればいいのでしょうか?
外壁塗装ができる業者は大きく6つに分類できます。簡単に表にまとめてみました。
工事の見積もり依頼先 | 外壁塗装工事の技術力 | 外部補修工事の技術力 |
大手塗装専門業者 | 工事は早い。価格は安め | 雨どい等の簡単な工事なら大丈夫 |
ハウスメーカー | ネームバリューがあり安心 | 価格は高いが工事も大丈夫 |
ペンキ屋(塗装専門店) | 価格が安い傾向 | 不向き |
リフォーム業者 | 外壁塗装と同時に補修が可能 | 出来る業者とできない業者の差が大きい |
ホームセンター | お店があるので安心。 | 不向き |
ネット外壁塗装業者 | 安価。数社からの見積もりが同時にできる。 | 不向き |
外壁塗装と外部補修を行う場合は①大手塗装専門店 ②大手業者 ③リフォーム業者からお選びになった方がいいと思います。雨どい補修や交換工事の様雨漏れや建物構造に関係ない工事は大手の塗装専門店でも問題ありません。屋根の棟交換やベランダ交換、外部からの雨漏れ修理は経験と実績がある業者をお選びください。
大手業者やあなたの家を建ててもらったハウスメーカーにお願いするのもいいと思いますが、かなり高額になると思います。出来れば、地元のリフォーム業者がいいともいますが、リフォーム業者は「技術がある業者とない業者」の差が明確です。すべて、下請け外注の様な取次リフォーム業者にお願いするとトラブルの原因となります。十分ご注意ください。
外部補修工事の実例のご紹介。
ここでは、実際に当社が外壁工事と同時に行ったベランダの補修工事をご紹介いたします。
今回ご紹介するお宅は築30年以上の建物。いずれ建て替えか売却か?迷っていらっしゃいましたが、外壁は塗装時期でした。また、ベランダはかなり傷んでいました。塗装では直すことができない状況でした。私はお客様に「今後10年は外壁で悩まないプラン」を作り、お客様に提案いたしました。
そこで、工事費用を安くする方法もお伝えしました。外壁塗装工事を行う場合、作業するために「仮設足場」をほとんどの現場で使います。高い場所の作業をする為です。写真は「単管足場」と呼ばれるタイプです。この足場がある時に、ベランダ補修を行う。また、ベランダ補修工事が終わった時点でベランダの軒天井の塗装を行う。高圧洗浄時に雨どい清掃も行う。など同時に出来る工事を検討して、塗装チームと大工チームの調整をしました。
当社はリフォーム工事専門店。また、職人も常に固定メンバーでの作業を基本としています。この様にチームワークはばっちりですので、無駄な人件費もかからず、足場がある時に工事を行う事で工事費用が品質を下げずに安くすることができるのです。
現場を知っている人間が営業してお客様と話しをしないといい工事は出来ないと思います。
今回の工事は初めにベランダ側を塗装チームに仕上げてもらい、仕上がった時点で大工チームが工事を行いました。まずはベランダの解体工事からスタートしました。かなり雨水が浸入していた形跡がありました。
解体が終わったので、耐震ラーチベニア12ミリを貼っていきます。
ベランダ下の軒天井も雨水で痛んでいました。
防水シートを貼っていきます。防水シートは下から張り上げます。水が浸入しない為です。
仕上げは金属サイディングです。金属サイディングは軽いので既存の建物に優しいと思います。色も同じようなカンジで合わせました。
ベランダ下の軒天井には腐らない「ケイカル板」を使いました。もちろん仕上げは塗装します。
軒天井の塗装中です。
あと少しで完成です。
完成しました。
工事内容は外壁塗装。木部鉄部も含みます。外壁ブロック塗装。内側は塗装なし。玄関ドア。玄関壁の塗装。屋根は塗装しません。ベランダ壁工事。ベランダ下軒天井工事・塗装。
破風板の補修
下の写真をしてください。破風板(水色の部分)の塗装がかなりはがれています。塗装専門店はケレン(ヤスリでこすってはがれを落とす作業)して塗装しますが、木部は高耐久な塗料を使っても5年~7年ぐらいではがれなどおこします。いい塗料では防ぐことが出来ません。当社ではケイカル板(白い材料)を破風板に接着材とビスで取り付け塗装します。この様に、塗装ではどうする事も出来ない症状と修理方法をお知らせします。
コンクリートの補修(RC構造)
なんだかの原因で鉄筋が錆びて、コンクリートを内部から破裂させて様な箇所。弱くなった部分は全て取り除き、特殊な接着剤を塗り、モルタルで補修します。
モルタル保守が終わった写真です。
今回の現場は、外壁塗装をする事になっていましたので、全体塗装しました。少し柄は違いますが、いい感じで仕上がりました。
モルタル壁クラック(ひび割れ)補修
写真のように、5ミリ以下のひび割れ補修です。あくまでもモルタル壁の補修です。モルタルの下、ベニアなどから割れている場合はもっと大掛かりな工事になります。写真のようなひび割れですと、下塗り材で十分補修できる場合もあります。
写真の様に、変性コーキングで補修する場合もあります。この場合は多少、柄が違って目立つ場合もあります。
補修工事のまとめ
外壁補修と言っても色々あり、個々で全てを紹介できません。痛んだ箇所によって、補修方法も違ってきます。外壁が傷んでご心配な場合は、建物の構造などを知っていて、色々な経験がある業者に相談した方が私はいいと思います。
外壁などを補修する場合は必ず、工事前に見積もりを取って、工事内容を確認してください。また、外壁等を補修する職人と塗装する職人が違う場合が多いです(当社は同じです)塗料の付が悪い材料を使ったり、塗装に向いていない材料を使う場合にもご注意下さい。監督や現場責任者の人に確認してみましょう。
もしも外壁塗装のことでお困りのことやご相談したいことがあれば、いつでもお気軽にご連絡ください。相談・見積・下見・プラン全て無料です!