こんにちは。八王子や町田、相模原を中心に塗装工事やリフォーム工事を行っているソデノ建装のソデノです。
寒い季節の暖房方法は色々ありますが、今回は当社でも人気工事の床暖房の基礎知識について解説致します。
床暖房と言っても、電気式や温水式もあり、床暖房工事には絶対に必要な付帯工事もありますので、床暖房リフォームをご計画の方はぜひご参考にしてください。
今回は床暖房について5つの項目に別けて詳しく解説致します。
床暖房リフォームで失敗しない為の5項目。必ずチェックしてお役立てください。
- 床暖房の基礎知識
- 温水式床暖房のメリット・デメリットと工事費用
- 電気式床暖房のメリット・デメリットと工事費用
- 床暖房工事する場合の注意点
- 床暖房を上手に利用する方法
上記の5つの項目を順を追って解説致しますので、最後までお読み頂き、床暖房リフォームにお役立てください。
①床暖房の基礎知識
床暖房の効果は、ガスヒーターやエアコンとは違い、温風でお部屋を暖めません。
床だけが暖かくなるのですが、時間が経つと部屋全体が暖かくなり、優しい暖かさになります。
床暖房は部屋全体を均一に温めてくれるます。床暖房は足元だけが温かくなるとお思いでしょうが、床暖房による熱が天井や壁、室内の空気に熱が伝導する事で室内全体を温めてくれます。
温風でお部屋を暖めることないので、室内が乾燥し難く、空気も汚れない、足元は暖かく、部屋全体が同じ温度になる傾向があります。
床暖房は空気をキレイに保ちながら部屋を暖めます。例えば、ガスストーブや石油ファンヒーターは水蒸気を多く発生させるため、室内の湿度が上昇して結露が起きやすい状態になります。
結露が発生すると、カビやダニが繁殖しやすい環境となります。暖かい風(温風)でお部屋を暖める場合は室内のチリやホコリを舞い上げ、アレルギー症状を起こしやすくします。
床暖房は温風で室内を暖めないので、ホコリやチリが室内に拡散することなく、室内を暖める事が出来る優れモノです。
また、夏場に暖房機を収納するスペースや手間がいらない事も、ご高齢の方などには便利だと思います。
では、次に床暖房の種類、温水式、電気式について詳しく解説します。
床暖房は簡単に言えば、ホットカーペットやオイルヒーターと同じ方式でお部屋を暖めますので、ガスヒーターの様にすぐに寒いお部屋を暖かくする事は出来ませんので、ヒーターやエアコンと併用して賢く使う方法が私は良いと思います。この記事の後半で詳しくお話します。
温水式床暖房のメリット・デメリットと工事費用
ランニングコストは安い傾向、温まりが非常に優しく安全。しかし、設置費用が高額になる
温水式床暖房とは?
都市ガスやプロパンガス等で専用給湯器から温水を送り、床を温める方式です。
写真は温水式床暖房の配管工事と床下断熱材を入れています。
温水式床暖房のメリットとは・・
給湯器から床を暖める場所へお湯を送る配管が必要となり、温水式床暖房のメリットは都市ガスで温める場合、特に日中はランニングコスト(使用料金)が比較的安価である。
広い部屋や家全体を暖めるのに適していて、寒い地域ですと、床暖房を使う時期が長いので電気式より冷めにくいので適している。
では、デメリットは・・
設備器具が高い。設置費用が高い。どうしても、電気式より工事費用が高くなってしまいます。
また、循環する液体などを定期的に点検する作業もあります。費用ですが、8畳 約12㎡のおおよその価格
専用の給湯器や配管で約40万新しいフローリング・断熱材などで約20万合計60万円前後だと思われます。
給湯器は1台で、数部屋使うことが出来ますので、床暖房の部屋が増えると、多少安価になります。
工事期間は3日~4日で完成します。
都市ガスで温水式床暖はコスト的に優れていると思いますが、プロパン式ですと、プロパン料金がおおよそ平均都市ガスの2倍の価格になりますので、私はプロパンでの温水式床暖房はおススメしません。
電気式床暖房のメリット・デメリットと工事費用
工事費用は安い、工事期間も短いが、ランニングコストが高い傾向がある。
電気で床を暖める方式です。ホットカーペットと同じです。床の下に電気で発熱するシートを設置して床を暖めます。
電気式床暖房の最大のメリットは、工事費用が温水式床暖房より断然安いことで、工事日数も1日~2日で完了します。
写真の様にシートを並べて専用ブレカーに繋げ、フローリングを上から張れば完成です。また、定期的なメンテナンスもいりませんので、手間が掛かりません。
では、電気式床暖房のデメリットは
大きな衝撃を床に与えると電気がショートする。ただし、フローリングを突き破らないと大丈夫ですので
普通の生活では大丈夫ですね。水などを大量にこぼした場合は電源を止める。乾かしてから電源を入れる。
温水式の床暖房より暖房費用が高額になるケースもあります。
気になる、電気式床暖房の価格ですが、費用ですが、8畳 約12㎡のおおよその価格
電気式床暖房ユニット、おおよそ15万新しいフローリング・断熱材などで約20万
専用ブレーカー工事が約5万~9万円合計50万円前後だと思われます。
東京近郊にお住まいの方でしたら私は、断然電気式をおススメします。
その訳は、省エネタイプの電気式床暖房も多数でています。
エアコンやストーブを併用することで寒い日でも、対応出来ますし、タイマーを使い深夜電力で床暖房を暖めておくことも出来ます。
床暖房工事する場合の注意点
注意点
- 床下の断熱材の確認
- 床暖房対応の床材を使う
温水式でも電気式でも必ず、床下に断熱材が入っていない場合は、必ず入れてもらいましょう。
最近の住宅には床下へ断熱材(50ミリ~90ミリ程度)が入っていますが、古い住宅ですと断熱材が入っていない、また断熱材が入っていても、床下へ落ちていたり、ずれているケースがありますので、業者の方に必ず確認してもらいましょう。
床下の断熱材を必ず入れるのは、床暖房の暖かさを床下に逃がさない為で、これを入れないと、あまり、床が暖かくならない原因となります。
出来れば、断熱材は発泡タイプの90ミリが理想。また、床暖房シートの下に断熱シートいれ、2重に保温することをおススメします。
床暖房対応のフローリングにする
床暖房対応のフローリングでないと熱で床が反ってきたり、隙間ができたりします。
また、床暖房に対応している物は堅いフローリングですので、暖房シートを保護する役割もあります。
各メーカー色々な対応フローリングが出ていますのでご検討下さい。
また、工事で使う接着剤も床暖房に対応している物を必ず、使ってください。水性の接着剤は避けて下さい。
電気式の場合は、200ボルトと100ボルトの製品があります。ご自宅の電気の契約アンペアを考えながら
決めてください。出来れば200ボルトが性能的にいいと私は思います。
床暖房を上手に利用する方法
床暖暖房は先ほどもご説明致しましたが、急にお部屋を暖かくすることは出来ません。ヒーターやエアコンを併用する方法が良いと思います。
ある程度お部屋が温まったら、床暖房に切り替える事が良いと思います。
カーテンや雨戸を閉めて、お部屋の断熱性を上げる事も極めて重要です。
また、床暖房はスイッチを切ってもすぐに冷えませんので、就寝やお出かけの1時間前とかに電源を切る事で節約できます。
また、電気式の床暖房の場合は深夜電力を上手に使い、午後11時から午前7時でタイマーをセットすると冬の朝などは快適な温度になると思います。
以上が床暖房のお話でした。
ご不明な点やご相談がございましたら、お気兼ねなくお問い合わせ下さい。
またソデノ建装では、中古住宅購入リフォーム、老後に向けたリフォームなど
床暖房も含めた、お得なパックもご用意しております。
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