この記事では、外壁塗装で大切な「塗料と塗装工法」について、この記事ではご説明致します。
この2つの内容をを知っておくことが、外壁塗装の基礎知識となります。
塗料の特性や塗装工法をを知っていれば塗装業者が言っていることを、あなた自身で判断できるようになります。
外壁塗装ご検討中の方が知っておきたい塗料の種類と塗装工法
こんにちは! 八王子市で創業20年のリフォーム会社を経営しています、ソデノです。
外壁塗装や外壁塗替えは、高額なリフォーム工事となります。
また、ネットなどで「失敗した」とか「工事費用が高額だった」「手抜き工事だった」などなど、心配な事もたくさんあります。
絶対に失敗したくないとあなたもお考えだと思います。
そんなあなたにぜひ覚えていただきたいのが、外壁塗装で使う塗料と塗装工法です。
なぜなら、この2つを知る事で、業者の勧める塗料の選択、塗装方法が正しいのか、あなた自身で判断できるようになるからです。
これから外壁塗装をするかどうかご検討中の方は、是非参考になさってください。
外壁塗装に使われる塗料の種類・特徴・価格について
まずは、外壁塗装に使われる塗料について解説いたしましょう。
外壁と塗装すると一言で言っても、実は種類や特徴があります。
また、価格も変わってきますので、参考にしてみてください。
塗料の種類と特徴
外壁塗装の種類と特徴を表にまとめました。
外壁塗装で使用される塗料の主成分の多くは合成樹脂で、そこに含まれる物質によって仕上がりの艶や明るさが違ってきます。
塗料の種類 | 特徴 | おススメの人 |
---|---|---|
ウレタン系 | アクリル系より耐久はありますが、それほど耐久性が高い塗料ではありません。現在は木部や鉄部に使われることが多いです。 | あまり外壁塗装に費用をかけたくない方 |
シリコン系塗料 | ウレタン系塗料より高耐久で、現在の外壁塗装の主流となっています。またこのシリコンにセラミックを配合した塗料もあります。塗料の価格は安価ですが、非常にいい塗料で | 価格と性能、耐久性のバランスが取れた塗料。 |
フッ素系塗料 | 耐久性、耐候性は優れた塗料です。しかし、高額で価格と性能のバランスはちょっと疑問です。 | メーカーの性能を信じる方にはおススメです。 |
遮熱系塗料 | 高額塗料です。よく業者に塗料の性能を聞いてください。 | メーカーの性能を信じる方にはおススメです。 |
塗料の耐用年数・平米単価別の比較表
外壁塗装には様々な種類の塗料あり、それぞれ特徴があります。
あなたが望む塗装が実現できる塗料を選ぶ事ができます。
また、業者の塗料の説明も理解できやすくなると思います。
塗料の耐用年数の目安もまとめました。
塗料名 | 対応年数 | ㎡単価 |
ウレタン系塗料 | 6年~10年 | 1800円~2000円 |
シリコン系塗料 | 10年前後 | 2500円~3500円 |
フッ素系塗料 | 10年以上 | 3500円~4500円 |
遮熱系塗料 | 10年以上 | 5000円~6000円 |
セラミック配合系塗料 | 10年以上 | 2500円~4000円 |
ラジカル系塗料 | 10年以上 | 3500円~4000円 |
ご紹介切れないほど、外壁塗装は沢山あります。
また、それぞれ特徴があります。
ですので、あなたの家にマッチする塗料や望む性能が期待できる塗料を選ぶことで、満足いく外壁塗装が実現されます。
ここで注意してもらいたいのが「対応年数」です。
同じシリコン系塗料でも、製造するメーカーによって対応年数が違います。
また、10年以上の対応年数を表示しているメーカーは少ないと思いますので、あなたが使いたい塗料、見積もりに記載された塗料は必ずメーカーを確認して対応年数を調べてください。
各塗料での費用相場表
外壁塗装で使用する塗料の種類と家の大きさによる価格の違いです。
「塗料と家の大きさで外壁塗装費用がどのくらい変わるのか」という事をを知っておけば、外壁塗装のご予算が組みやすくなります。
坪数 | ウレタン系塗料 | シリコン系塗料 | フッ素系塗料 | 遮熱系塗料 | ラジカル系塗料 |
---|---|---|---|---|---|
30坪 | 14~16万 | 30~42万 | 42~53万 | 60~65万 | 42~53万 |
40坪 | 20~24万 | 40~55万 | 55~71万 | 80~87万 | 55~71万 |
50坪 | 29~32万 | 40~55万 | 70~90万 | 80~87万 | 70~90万 |
3種類の塗装工法と塗りの回数について
2つ目のお話は、塗装工法についてです。
外壁塗装は外壁材や木部、鉄部など建物の部位によって塗装工法を変える場合があります。
塗装工法を知る事で、工事中の職人さんの作業が正しいのか。また、心配されている手抜き工事かなど、ある程度あなたにも判断できるようになります。
外壁塗装工事の基本工法は3つあります。
刷毛(はけ)工法
刷毛には色々な形もあり、毛も短い、長い、腰が強い、豚の毛や馬の毛など多種多様に種類があります。
基本的に、細かい部分の塗装やローラーが入らない場所などに使われますので、塗れる面が小さいので、広い面を刷毛で塗装する事はありません。
また、手直しにも刷毛は使います。
雨どい、水切金具、屋根の鼻先など刷毛で塗装します。
ローラー工法
小さいバケツに塗料を入れて、道具を転がしながら塗装する方法です。
ローラー部分が長く広い面を塗装するのに向いています。
ただ、塗料を均一に塗る、塗膜を一定の厚さにするのが少し難しいです。
ローラーにも短毛、長毛、太さ、長さもいろいろあります。
吹き付け工法
塗料を噴射できる機械での塗装。
スプレーみたいな塗装方法です。
ローラー工法と同じく、広い面での塗装、表面の凹凸が多い外壁に向いていますが、スプレー式なので、表面が厚くならない。
塗膜が薄いので、耐久性に問題が残ります。
また、養生作業が難しく、お隣や近隣へ塗料が飛び散る事もありますので注意してください。
塗装工程は3回が基本です
塗装の場合は下塗り・中塗り・上塗りの合計3回塗りが基本です。
それぞれ塗料の乾燥時間が決まっていますので、約30坪の建物を2人で塗装した場合でも10日~2週間前後の工事日程が掛かります。
悪徳業者は、あなたが塗料・塗装の知識を知らないと思うと、必要な工程を省く、いわゆる手抜き工事なる可能性も十分あります。
塗装工事は優良な業者へお願いしたいものです。
まとめ
最後まで読んで頂きありがとうございました。
塗料の特徴や工事方法が分かれば、
- どんな塗装にすればいいのか
- また塗装業者が言っているが本当なのか
こう言った事がご自身で判断できると思います。
塗料の性質をある程度理解して、正しい工法で塗装する事で、耐久性のある外壁塗装ができます。
もし、外壁塗装の事でご検討中でしたり、お悩みでしたら、弊社にもぜひご相談ください。
お見積もり・ご相談、無料で承っております。