台風や強風で屋根が壊れた場合の屋根修理は火災保険の適用で無料になる可能性があります。火災保険を使って屋根修理ができるのは非常に助かりますが、火災保険利用するには条件があります。上手に正しく火災保険を使うために6項目に分けて詳しくお話します。
こんにちは! 八王子市で創業20年のリフォーム会社を経営しています、ソデノです。
屋根修理で火災保険を使うための手続き、決まり、安心して火災保険で屋根修理の費用を保障してもらいましょう。ここでは火災保険の使い方や手続き方法、トラブルなどを6項目に分けてご説明します。最後までお読みください。
- 屋根修理で火災保険で工事費用がが無料
- 屋根修理の火災保険のポイントは「風災」
- 屋根修理の火災保険の手続きの流れとは
- 屋根修理で火災保険を利用した悪徳業者に騙されるな
- 火災保険での工事でのトラブル例
- 火災保険を利用した工事は優良業者にお願いしましょう。
屋根修理で火災保険で工事費用がが無料
屋根修理は火災保険を使えば工事費用が保険で支払われますので、ウソではありません。
本当の話です。火災保険の中には「風災」と呼ばれる項目があり、火災保険の特約の様な契約です。「風災」として火災保険会社に損害を認められれば、損害に応じだ額が保険金として受け取ることができます。しかし、経年劣化で屋根が傷んでいたり、風災でない場合は、火災保険が適用出来ません。では、どんな状態が火災保険で工事費用が支払われるのかご説明致します。
「台風での屋根の被害を取材させて頂けないでしょうか?」とTV東京のゆうがたサテライトさんから問い合わせがありました。
毎年住宅被害に頭を抱えてしまう方が多い台風ですが、2018年は特に過去最大級の規模という事もあり、その被害は甚大なの時に専門家に見てもらいましょう
屋根修理で火災保険を使った工事で、費用を全額保険でカバーできるには、条件があります。
- 「風災」だと認められること※経年劣化や雪害、地震で壊れた場合は対象外
- 屋根修理が必要となった、3年以内であること
- 屋根修理の費用が20万円以上(各保険で金額の上限があります)
- あなた自身で申請すること。
- 業者の見積もりが必要
これらの条件に当てはまる場合に、火災保険会社からあなたに保険金の支払いが確定されます。
保険によっては、一つでも条件そぐわない場合は、保険金を受け取ることができない可能性もあります。ですので、屋根修理業者などから「絶対に保険金は支給されます」と、うのみにしないでください。保険を使い、修理する場合は、火災保険会社の鑑定人が現場検証しますので、、屋根修理業者の判断が間違っている場合もあります。
屋根修理の火災保険のポイントは「風災」
風災とは、台風・強風等の事です。強い風で以下のような屋根が壊れた場合は「風災」として認定されると思われます。
- 雨漏り(棟や水切り金具が強風で剥がれて雨漏れした場合)
- 棟板金の浮き。クギ・ビスなどの浮き
- 屋根材のズレ・割れ
- 漆喰の崩れ(認定が難し場合もある)
- 雨樋の破損
この中でも、棟板金や棟下はは強風が吹く風当たりが強いので、「風災」として認定されやすいです。しかし、悪徳業者は強風で棟板金が浮きやすい事をしていて、そこから「雨水が入る」「屋根が落ちる」など不安を煽ります。また、保険が対象に必ずなるので、保険認定を待たずに工事を始め高額請求する事も聞いた事がありますので、十分注意してください。
屋根修理の火災保険の手続きの流れとは
どの保険会社であっても、大筋、保険申請の流れは下記の様になります。ここで一番注意して頂きたい事は、あなた自身で保険会社へ電話そして、申請する事です。基本的に保険の申請は契約者本人しかできません。なので、火災保険を悪用する悪徳業者は「火災保険の申請をこちらで行います」といった事を言います。正直、申請は面倒なので、専門家に任せる方もいます。(保険申請を専門に行うコンサル会社がありますが、支払い保険金の30%前後手数料費用が発生します)代わりにしてくれるなら簡単だと思う方もいますが、申し込みは本人です。電話1本で終わりますので、ぜひご自分で申請をしてください。
また、火災保険の保険金確定は、特例を除き、通常ですと、実際に工事をした後の費用は保険が支給されない場合もあります。保険金の確定作業には、工事前の屋根修理の業者見積もり金額に対してどのくらい保険が適応されるか判断します。そのため、屋根修理を行う前に申請した方が話がややこしくなりません。
業者選びのポイント
- 優良な屋根業者に見積もりをしてもらう※屋根の状態・修理費用があとで必要なため、事前に見積もりをするとスムーズです。
- 保険会社にあなた自身で連絡をする
- 屋根の状況を伝える申請書類を用意する※申請会社によって揃えるものが異なる場合があるので、保険会社に必要書類をきちんと聞いておきましょう。
- 保険会社の鑑定人に症状を鑑定してもらう
- 保険が適用か適用できないか確定
- 保険の適用であればもらえる金額が確定
どの保険会社であっても、このような申請の流れになります。
屋根修理で火災保険を利用した悪徳業者に騙されるな
火災保険を利用して悪質工事、怪しい見積もり等で、契約を迫る業者が存在する事を知っていますか?屋根修理やリフォーム工事には特別な資格がなくても営業できますので、だれでも商売できる状況です。この為、悪徳業者騙されることが起きています。どんな方法であなたの元へやってくるのかを詳しく説明します。火災保険を悪用する屋根修理業者が使う代表的な方法は、この3つです。
●訪問販売で無料で修理と言われた。
特に、訪問販売にはご注意ください。トラブルになる確率が高いです。訪問販売で屋根修理を契約や依頼するのは絶対にしてはいけません。また、訪問販売に「無料」で修理できると言われた。火災保険を使えば保険金が支払われて、無料で屋根修理をすることができる事はありますが、それは保険業者の鑑定者が決める事です。そして、お客様の破損状況や破損原因によっては保険が適用できない場合あります。もし、屋根修理業者と契約してしまうと、「追加費用」「高い解約金」が発生すると言う恐れもあります。「無料」と聞くと安心しますが、必ず裏には屋根修理業者の得になる状況があるので、「無料」を強調する業者はかなり怪しいです。
●チラシで、火災保険で屋根修理ができる、また、屋根が壊れて危険などポストに投函されていた。
火災保険で屋根修理ができる。屋根が壊れている。というチラシが入っていたら注意ください。そもそも、そのチラシは誰が、どんな業者が入れたのでしょうか。チラシを投函する、ポスティングを行う会社はありますが、訪問販売も会社がチラシを入れている場合があります。チラシの会社に連絡して修理をお願いしたら、悪徳業者だったとかあるようです。
●インターネットで検索したら「屋根工事が0円」って会社があった。
ネットでも、屋根工事無料とか大きく宣伝している会社ありますね。運営会社の説明もなく、フリーダイヤルの番号だけしか記載されていない。修理を依頼したお客さんが仮名で沢山出ていたり、私からすれば「怪しい会社」としか思えません。
火災保険での工事でのトラブル例
屋根修理は火災保険を使えば「無料で工事」と言われると、得するなって誰でも思いますよね。しかし、「無料」ということ言葉を利用してあなたを騙す悪徳業者も存在します。最近は台風の影響でトラブルも増えているそうです。もし、ご不安な事や相談がありましたら、下記の住宅紛争処理支援センターへ電話してください。
〒102-0073 東京都千代田区九段北4丁目1番7号 九段センタービル3階 |
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TEL: | 03-3261-4567 (大代表、土・日・祝日・年末年始休み) |
必ず火災保険が絶対適応されると言う。
屋根修理で火災保険の適用できますが、すべての破損に保険金が支払われる訳ではありません。火災保険の風災の条件にあってないと適応になりません。しかし、悪徳な屋根修理業者は「必ず保険金が出ます。屋根を無料で修理できます。安心してください」と、こういったウソを言います。複数の屋根修理業者に見積依頼をする。専門知識をもつ人に聞いてみる事が大切です。その場で、工事を申し込まないでください。
このトラブルを回避する方法
訪問販売で、火災保険を専門にしている屋根修理の業者は、無料と言う言葉を使います。この場合は、複数の業者に屋根を見てもらい、見積もり依頼をしてください。複数の業者の話を聞くことで、情報の正しのか、正しくないのかを判断することができると思います。
当初の見積が正確でない。追加請求された。
火災保険の適用されて、実際の工事になった時、当初の下見では発見できなかった破損が見つかるケースがあります。しかし、その破損や雨漏れの修理は見積もり積算していない為に保険適応されない事があります。また,積算が正確でないので、使請求が発生する事が多数あります。これは悪徳業者に限らず、屋根工事の経験や知識の少ない業者にありがちです。
このトラブルを回避を防ぐには
最初から優良業者を選びましょう。屋根工事の事例が詳しくホームページなので掲載されているか?担当者の知識、工事責任者の技術力をあなたの目で判断してください。
途中解約だと高額な解約金発生
火災保険を使って屋根修理業者に工事を依頼したが、色々調べたら、悪徳系の業者だった。心配。不安になった。途中で解約しようと連絡したら、「工事費用の半分が解約金です」と高額なな解約金が発生すると言われた。私には理解できませんが、本当に悪徳業者は存在します。
このトラブルを防ぐには
悪徳業者の場合、契約書を発行していない・契約がわかりずらい場合もあります。あなた自身の被害が大きくなることがあるため、必ず契約を行う前に全ての契約内容を確認しておきましょう。また、契約内容の説明が不十分・分かりづらいなど、少しでも契約内容に不安が残る業者とは契約をしてはいけません。
屋根修理業者にウソの報告を保険会社にした。
これは、あなたも共犯です。悪徳業者は保険会社から保険金を実際の工事より高く請求して、実際の工事費用は安くして、利益出そうとする会社もあります。実際の工事費用は費用は100万だとしたら、火災保険会社に申請するときは200万円であなたに申請させて、80万が会社、20万円があなたへ配分されたりするそうです。また、悪徳業者「皆さんやってますよ」とか「バレません」なんて甘い言葉をかけてきます。もし、保険会社にウソの申告をしたとして、屋根業者だけでなく、あなた自身も告訴される可能性が十分あります
このトラブル防ぐには
複数の業者から見積もりをもらい、相場を確認。また保険会社への連絡などはあなた自身が行い、保会社や保険代理店の方と連絡を十分取って、話を進めてください。
火災保険を利用した工事は優良業者にお願いしましょう。
屋根修理で火災保険を使って工事する事は、費用を安くでき大変ありがたい保険です。しかし、火災保険を使って保険会社を騙して高額請求しようとする、悪徳業者悪としらずに、契約してしまった場合、大きなトラブルに巻き込まれると思います。確かに火災保険は素晴らしいものですが、正しい利用方法を行う為にも、優良で良心的な業者を選びましょう。
まとめ
ここまで読んでいただきありがとうございます。かなり長い記事でしたのでお疲れ様です。
屋根修理の火災保険適応についてまとめてきましたが、ご不明な事、解らない事。もっと知りたい情報はありましたか?
あなたにとって、保険を使った屋根修理の不安や不満が少しでも解消されれば幸いです。